ちゃんみな、20歳のアルバムを語る「私たちの世代が時代を作っていく」

ー昨年発売された配信シングル『PAIN IS BEAUTY』は、ちゃんみなさんの座右の銘でもあるんですよね。今作でも単に明るいものを表現するというより、つらさやマイナスな感情を反転した美しさが歌われている印象を受けました。

ちゃんみな:例えば、私は映画でも悪役に心が惹かれるんです。なんでこの人は悪になってしまったんだろうと考えるのが好きで。高校が都心だったこともあって、いろいろな人間ドラマを見ることが多くて。人間は底知れない闇があるからこそ飛び上がれると思ったし、本来プラスにする力を持っているからこそ、どんな悲しい経験もプラスにもマイナスにも自分次第でできる。実際、今私がこうやって音楽をできて、こんな歌詞を書けているのも、昔の経験があったからこそだと思うし。あと、映画には心が踏みにじられるような結末があるじゃないですか? そういうシーンが多くの人の心を動かすように、サッドな表現も人々をハッピーにできるものだと思うんです。



ー世の中には悲しみをプラスにできない人もいると思うんですけど、どうしたらプラスに変換できるんでしょう?

ちゃんみな:その方法は、私も知らないんですよ(笑)。その人自身がプラスにしようと思わないと難しいですよね。何かそういう薬があればいいんですけどね(笑)。

ー救いを求めている人にはどうしてあげたらいいんでしょうね。

ちゃんみな:そういう人って意外と幸せな人が多いんですよね。幸せがゆえに必要とされていることに気づいていない人がほとんどなんじゃないかなって。

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