『ザ・クラッシュ:ロンドン・コーリング』展覧会、今秋から来春までロンドン博物館で開催

『ザ・クラッシュ:ロンドン・コーリング』展覧会が開催される(shutterstock)

ザ・クラッシュの展覧会『ザ・クラッシュ:ロンドン・コーリング』が、今年11月から来年4月まで英ロンドン博物館で開催される。アルバムのアニバーサリーを記念して、新刊『London Calling Scrapbook(原題)』のリリースも決定。

ロンドン博物館でのザ・クラッシュをフィーチャーした新しい展覧会の開催が決まった。『ザ・クラッシュ:ロンドン・コーリング』と命名された展覧会では、バンドのアーカイブから100点以上の私物が並ぶ。そのなかには、未公開アイテムも含まれる予定だ。1979年リリースのバンドの3枚目のアルバム『ロンドン・コーリング』の表紙で破壊された、ベーシストのポール・シムノンのフェンダーのベースも展示予定だ。


『ロンドン・コーリング』の表紙を飾ったポール・シムノンのフェンダーのベース

展覧会と同時に、ソニーより新刊『London Calling Scrapbook(原題)』のリリースも決まった。120ページの同書には、手書きの歌詞、メモ、写真、アルバム制作時の未公開素材が含まれ、アルバムのCDも付属する。


ジョー・ストラマーのノート

「ザ・クラッシュの代表作ともいえる『ロンドン・コーリング』は、ロンドンと世界中の人々へのスローガンです」とロンドン博物館のファッション・装飾美術のシニアキュレーターを務めるベアトリス・ベーレンさんは語る。「アルバムの歌詞には現代の不安が映し出されていて、その多くはいまでも私たちの心に響きます。アルバムは幅広い音楽の影響を受けて変化したことで、伝統的なパンクを超えた普遍的なものになったからです。ロンドン博物館では、オブジェやここで暮らしていた人々の記憶を通じて、私たちの財産である展示品のストーリーを語っています。貴重な私物や『ロンドン・コーリング』のサウンドが当時も、そしていまも世代を超えたサウンドであることを語る素晴らしいストーリーを通じ、本展覧会は斬新かつ生き生きとしたものになるでしょう」。

展覧会は2019年11月15日から2020年の春まで開催予定。入場は無料だ。ぜひロンドンを訪れた際は、足を運んでみたい。

Translated by Shoko Natori

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