サマソニ現地レポ Perfumeの最新モード、音を可視化する「身体拡張表現」

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ここで、ファンにはお馴染み「PTA(パッと楽しく遊ぼう)のコーナー」に。チャットモンチーが楽曲提供をした「はみがきのうた」(「Perfume FES!! 2017」にて初めて一般に披露)や、やついいちろう&IMALUの楽曲「SUSHI PIZZA」をオーディエンスと歌ったり、コール&レスポンスしたりしながら会場を一つにまとめていく。

「このあとは、ぐんぐん盛り上がる曲しか用意してません! みんないけるー?」

そんなあ〜ちゃんの呼びかけとともに、「Party Maker」(『LEVEL3』収録)ではキレッキレのダンスを披露し、『TECHNODELIC』時代のYMOを豊富とさせる「Fusion」(『Future Pop』収録)では、3人の影が伸びたり縮んだりする不思議な映像とシンクロしたダンスでオーディエンスを魅了した。そして最後は「無限未来」。映画『ちはやふる』の完結編となる映画『ちはやふる -結び-』の主題歌に起用された、ゆったりとした壮大なナンバーだ。

「私たち3人とも30歳になり、大人の階段を昇っておりますが、色んなことを楽しみつつ人生まだまだ謳歌していきたいと思ってます。皆さんの未来も明るいです!」最後のMCで、そう語ったあ〜ちゃん。このところ、この国の未来に対して悲観的な言葉が幅を利かせている中、「無限未来」で明るい未来をポジティブに歌う彼女たちは本当に眩しかった。

そして、「さあ、この後はBLACKPINKだよ! 楽しみだねえ!」と、去り際にあ〜ちゃんが満面の笑みで呼びかけると、会場からはどよめくような大歓声が。奇しくもこの日はコーチェラ配信の時に、SNS上で散々比較されていたBLACKPINKが、Perfumeの直後に出演するという因縁めいたタイムテーブルだったのだ。そもそもキャリアも音楽性も、戦い方も全く異なる2組を「アジア出身のアーティスト」というだけで(?)比較すること自体、個人的には全く意味を感じないのだが(お互いのファンはリスペクトこそすれ、何も張り合ってないと思うし)、この日こうして続けて観たことで、その思いは確信に変わった。生バンドとダンサーを総動員するBLACKPINKは「ショービズ寄りのエンターテイメント」で、映像とダンスとサウンドをシンクロさせるPerfumeは「アート寄りのエンターテイメント」というべきか。ともあれPerfumeは Perfumeのやり方で、これからも邁進してほしい。


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