キム・ゴードン、キャリア初となるソロ・アルバムを10月にリリース

初のソロ・アルバム『No Home Record』をリリースするキム・ゴードン(Photo by Natalia Mantini)

ソニック・ユースのベーシストとして知られ、「グランジのゴッドマザー」とも称されるキム・ゴードンが、40年近くにわたる音楽キャリア史上初となるソロ名義でのアルバム『No Home Record』を10月11日にリリース。合わせて、リード・シングル「Sketch Artist」のミュージックビデオも公開されている。

男女問わず誰しも憧れるその風貌とカリスマ性を持つキム・ゴードンは、ソニック・ユースとしての活動以外にもコートニー・ラブ率いるホールのデビューアルバムをプロデュースしたり、映像作家でありミュージシャンでもあるトニー・コンラッドやドラマー、エレクトロニック・ミュージシャンのイクエ・モリ、元プッシー・ガロアのジュリー・カフリッツ、ペイヴメントのスティーヴン・マルクマスなどを含む多くの著名アーティストとのコラボレーションも行ってきた。

また音楽だけでなく、ビジュアルアーティストとしても数多くのアート作品を制作し、多くのアート・ギャラリーに展示されている。さらに、日本でも人気を博したブランド「X-girl(エックスガール)」を立ち上げたことでも知られ、ファッションアイコンとしても名高い。2015年には私生活も赤裸々に綴った『GIRL IN A BAND キム・ゴードン自伝』を上梓し、The New York Timesのベストセラーで1位を獲得した。



このたび発表されたソロ・アルバム『No Home Record』は、エンジェル・オルセン、イヴ・トゥモア、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのオリジナル・メンバーであるジョン・ケイル、チャーリーXCXなどを手掛けたジャスティン・ライセンがプロデューサーを務め、LAでレコーディング。映画監督シャンタル・アケルマンの映画のタイトルからその名が付けられ、ユーモアを融合したゴードンの独特な作詞能力や挑戦的なサウンドメイキング、水彩画のように揺らめく声などが味わえる、エクスペリメンタルな作品となっているようだ。



<リリース情報>

Kim Gordon 『No Home Record』

Kim Gordon
『No Home Record』
発売日:2019年10月11日(金)
レーベル:BEAT RECORDS / MATADOR
品番:OLE1379CDJP
価格:¥2,200+税
国内盤CDには解説書・歌詞対訳封入

=収録曲=
01. Sketch Artist
02. Air BnB
03. Paprika Pony
04. Murdered Out
05. Don’t Play it
06. Cookie Butter
07. Hungry Baby
08. Earthquake
09. Get Yr Life Back

Rolling Stone Japan 編集部

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