メタリカのジェイムズが手がけた48年製ジャガー等、カスタムカーコレクションが博物館展示

メタリカのフロントマン、ジェイムズ・ヘットフィールドRichard Isaac/Shutterstock

“ブラック・パール”こと1948年製ジャガーをはじめとするメタリカのフロントマン、ジェイムズ・ヘットフィールドのカスタムカーコレクションが米カリフォルニア州ロサンゼルスのピーターソン自動車博物館で展示されることが決定した。

2012年にメタリカ主催の音楽フェス、オリオン・フェスティバルの開催が決まると、バンドメンバーは各々の個性をハイライトするインスタレーションを手がけた。そこでフロントマンのジェイムズ・ヘットフィールドが選んだテーマは、車の修復と改造だった。そのようなわけで、この数年にわたってヘットフィールドが膨大なヴィンテージカーのコレクションを築きあげたのは驚くべきことではない。そしていま、ヘットフィールドのコレクションの一部が米カリフォルニア州ロサンゼルスのピーターソン自動車博物館に展示される。

メタリカのボーカル兼ギタリストのヘットフィールドは、“ブラック・パール”こと1948年製ジャガーや“ヴードゥー・プリースト”こと1937年製リンカーン・ゼファーをはじめとする10台のカスタムカーをピーターソン自動車博物館に寄贈した。博物館では、カスタムカーコレクションとともにメタリカ関連の「グッズと記念品」が展示される予定だ。

ヘットフィールドは、カスタムカー ビルダーのリック・ドア氏とともにゼロの状態から“ブラック・パール”を造った。同車は、改造車・トラック関連のイベントをプロデュースしている米Goodguys Rod & Custom Associationの第32回全米集会で2014 Mother’s Custom of the Year賞を受賞した、と米自動車補修塗料メーカーPPGがホームページで発表した。375馬力の“ブラック・パール”は、フォードのV8エンジンとマスタングのサスペンションを搭載しており、フォード・エクスプローラーのブレーキシステムを採用している、と自動車専門サイトAutoEvolutionは解説。“ヴードゥー・プリースト”も同じイベントで2位を獲得した。


ジェイムズ・ヘットフィールドの“ブラック・パール”こと1948年製ジャガー。(写真クレジット:Ted7/ピーターソン自動車博物館)

現在、ヘットフィールドとメタリカは『ワールドワイヤード』ツアーの最中で、8月にはヨーロッパレグを終え、9月にサンフランシスコ交響楽団との『S&M2』の2公演が控えている。その後、バンドはオセアニアを周り、来年には南米の数都市での公演を行う。

『S&M2』のチケットを入手できなかったファンのために、同公演が大画面で楽しめる劇場上映が世界中の3000箇所で10月から実施予定。

Translated by Shoko Natori

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