貧困と気候変動がテーマのフェス、クイーン他多数出演【ライブ映像あり】

Global Citizen Festivalに出演したクイーン+アダム・ランバート(Photo by: Heidi Gutman/MSNBC/NBCU Photo Bank via Getty Images)

極度の貧困を撲滅し、気候変動と闘うために毎年開催されるコンサートにクイーン+アダム・ランバート、ファレル、キャロル・キングなどのミュージシャンと、レオナルド・ディカプリオや活動家が集結した。

先週、今年で7年目となるGlobal Citizen Festivalがニューヨーク市のセントラルパークで開催され、多くのミュージシャンと活動家が一同に会して、2030年を目標に極度の貧困を撲滅し、気候変動と闘うことを誓いあった。

今年のコンサートは5時間開催された。出演者はクイーン+アダム・ランバート、アリシア・キーズ、ファレル・ウィリアムス、ワンパブリックで、その他にベン・プラット、デヴィッド・グレイ、ジョン・バティステ、フレンチ・モンタナが追加パフォーマンスを行った。

ヘッドライナーのクイーン+アダム・ランバートは、2018年の映画の興奮も覚めやらずといった雰囲気の中、グレート・ローンで魅惑的な「ボヘミアン・ラプソディ」を演奏した。

長い活動歴を誇るシンガーであり、活動家のキャロル・キングを紹介したのはケリー・クラークソンで、「地の果てまでも」ではキングとのデュエットを披露した。

アリシア・キーズは2012年にこのフェスティバルが始まって以来3度目の登場で、ピアノに座るとビリー・ジョエルの「ニューヨークの想い」をカバーしたのち、ジェイ・Zとのヒット曲「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」へとなだれ込んだ。

今回最もフレッシュな出演者がH.E.R.で、幻想的な「Carried Away(原題)」と「Make It Rain(原題)」で観客を魅了した。

このイベントの最中に俳優のレオナルド・ディカプリオがステージに登場し、気候変動への言及をためらう政治指導者たちを非難して、次のように述べた。

「我々のリーダーたちが科学を否定し続けているが、これだけは確かだ。若い世代は否定しない」と観客に向かって言った。その後、気候変動の若き活動家アレクサンドリア・ヴェルセニア、ジー・バスティダ、セリーナ・ネイロク・リームがステージのディカプリオと合流した。

来年のGlobal Citizen Festivalは10時間のコンサートを行うGlobal Goal Live: The Possible Dreamとして、2020年9月に開催される予定だ。ニューヨーク市、ナイジェリアのラゴス、ヨーロッパ、アジア、南米の都市から生中継を行うことになっている。

Translated by Miki Nakayama

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