逝去したクリームのジンジャー・ベイカーをポール・マッカートニーやフリーなどが追悼

80歳でこの世を去ったジンジャー・ベイカー(Ian Dickson/Shutterstock)

クリームのドラマー、ジンジャー・ベイカーの死を受けて、ポール・マッカートニーやフリーなど、ベイカーがコラボレーションしたアーティストや彼に影響を受けたアーティストたちが続々哀悼の意を表明した。「偉大なドラマー、ワイルドで素敵な男」とマッカートニーは偲んだ。

80歳でこの世を去ったジンジャー・ベイカー。その死が公表されると、ベイカーと共演した多くのアーティストや、彼から影響を受けたアーティストが、ソーシャルメディアでクリームのドラマーを追悼した。

「ジンジャー・ベイカーは偉大なドラマー、ワイルドで素敵な男」と、日曜日にベイカーの他界が公表された直後のポール・マッカートニーのツィートは始まった。そして「私たちはアルバム『バンド・オン・ザ・ラン』で、ナイジェリアのラゴスにある彼のスタジオARC Studioで一緒に仕事をした。彼の死を知って悲しいが、彼の記憶は永遠に消えない」と続いた。



レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーはInstagramで、「彼のプレイには大きすぎるほどの自由があった。本当にワイルドな男だ。俺たちが普段耳にするすべてのリズムを彼は空から引っ張り出した。安らかに眠れ、ジンジャー・ベイカー」と記した。

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So much freedom in his playing. What a wildman. Rhythms we’ve heard all our lives he plucked them out of the sky. Rest In Peace Ginger Baker.

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「時代を超えた最高のドラマーの一人。クリームの『カラフル・クリーム』ですべてが始まった」と、スティーヴン・ヴァン・ザントがツィートした。

ベイカーは現地時間10月6日朝にロンドンの病院で死去した。ロックの殿堂の2週間ほど後に、ベイカーの家族は彼が「危篤状態」だと公表していた。

ジンジャーの息子で、Music of Creamというトリビュートバンドのドラマーのコフィー・ベイカーは、2018年にローリングストーン誌で父親との壊れた親子関係について打ち明けたが、「先日、父を見舞って素晴らしい時間を過ごした。父と思い出話をしたり、音楽の話をした。父は僕が父のレガシーを絶やさないことを喜んでいる。僕たちの親子関係は修復されて、父は穏やかな心持ちだった。みんなの優しいメッセージと思い遣りに感謝する。父を愛しているし、これからもずっと父を恋しがると思う」とコメントした。

Translated by Miki Nakayama

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