オジー・オズボーンが選ぶ、究極のメタル/ハードロック・アルバム10作

オジー・オズボーン(Photo by Mike Hutson/Getty)

メガデスからモーターヘッドまで、「メタル界の帝王」オジー・オズボーンが愛するアルバム10作を本人のコメント付きで紹介する。

ローリングストーン誌は「史上最高のメタル・アルバム100」の編纂を始めてすぐ、ある一つの傾向に気がついた。オジー・オズボーンがこのジャンルのMVPであるということだ。彼は同企画で、他のどのアーティストよりも多くの作品――ブラック・サバス5作とソロ・アルバム2作がランクインしている。しかもそのうち、ソロデビュー作(『ブリザード・オブ・オズ〜血塗られた英雄伝説』:9位)、ブラック・サバスによるセルフタイトルのデビュー作(5位)、そして『パラノイド』(1位)と、3作もトップ10に選ばれているのだ。




彼の大音声は半世紀にも渡って、トニー・アイオミ、ランディ・ローズ、ザック・ワイルドが弾くギターの音とともに威勢よく突き刺さってきた。ステージ上でも私生活でも不屈のフロントマンであり、異様な仕草は数え切れないほどのレジェンドに影響を与えている。自身をヘヴィメタルのアーティストとして扱われるのはよしとしないが(「その用語は嫌いだ」と、彼は以前ローリングストーンに語っている。「ポイズンとブラック・サバスを一緒くたにしてるが、この二つはクソ違うからな」)、同ジャンルの熱心なサポーターとしての顔も持つ。メタリカ、モーターヘッド、モトリー・クルーを初の大型ツアーに連れているほか、Ozzfestをたびたび開催し、スリップノットやトゥール、パンテラ、スレイヤーほか無数のバンドを出演させてきた。

ローリングストーンは「史上最高のメタル・アルバム100」制作の早い段階で、メタルの先祖であるだけでなく、最大の支援者の一人でもあるオズボーンのお気に入りを教えてもらうべく本人にアプローチ。彼はフェイバリット・アルバム10選のリストに、なぜそれらの作品が自分とメタルにとっての礎となったのか簡潔な文章を添えて、Eメールで送付してくれた。

Translated by Rolling Stone Japan

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