フレディ・マーキュリーソロ曲の新作リリック・ビデオが公開

(Photo by Bob King/Redferns)

フレディ・マーキュリーのソロ・デビュー・シングル「ラヴ・キルズ」の新作リリック・ビデオが公開された。新たにミックスされた同曲はボックスセット『ネヴァー・ボーリング - フレディ・マーキュリー・コレクション』収録されている。

米ハリウッド・レコードが、フレディ・マーキュリーの楽曲「ラヴ・キルズ」の新リリック・ビデオを公開した。これは1984年にリリースされたマーキュリーの初ソロ・シングルだ。このトラックは新たにミックスされたもので、最近発売されたボックスセット『ネヴァー・ボーリング – フレディ・マーキュリー・コレクション』に収録されている。(※日本盤は10月11日発売)公開されたリリック・ビデオはジャスティン・ムーンがアニメーションを担当し、ニューヨークの伝説のディスコ「スタジオ54」と80年代ディスコにインスパイアされたアニメーションだと言う。

オリジナル曲は音楽プロデューサーのジョルジオ・モロダーが復活させた1927年の無声映画『メトロポリス』のサウンドトラックに収録されていた。全英シングルチャートで10位まで上昇したものの、ゴールデンラズベリー賞の「ワースト・オリジナル・トラック」にノミネートされてもいる(受賞は逃した)。この曲はマーキュリーのソロ・シングルとしてリリースされたが、実はクイーンの4人全員が参加している。

ボックスセット『ネヴァー・ボーリング – フレディ・マーキュリー・コレクション』は特別キュレーションで厳選したフレディ・マーキュリーの楽曲、ヴィジュアル、書き残された言葉、生前語られた言葉がまとめられている。このコレクションの編纂とプロデュースは、長年クイーンのサウンドチームを務めたジャスティン・シャーリー=スミス、クリス・フレドリックソン、ジョシュア・J・マクレイが行っている。この3人は映画『ボヘミアン・ラブソディ』のサウンドトラックのプロデュースも手掛けた。

同ボックスセットには、32曲収録の3枚組CD、13本の動画とインタビューの模様を収録したブルーレイとDVDが1枚、120ページで25cm四方のハードカバーの写真集、『ボヘミアン・ラブソディ』でマーキュリーを演じたラミ・マレックの紹介文が入っている。加えて、「ラヴ・キルズ」、「バルセロナ」、「Mr. バッド・ガイ」を含むマーキュリーのソロ作品12曲も収録。同ボックスセットは現在CDでのみ入手可能だが、10月25日にアナログ盤がリリースされる予定だ。




Translated by Miki Nakayama

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