ガンズ・アンド・ローゼス、26年ぶりに「デッド・ホース」披露

ガンズ・アンド・ローゼズが「ノット・イン・ザ・ライフタイム」再結成ツアーを始めて3年半が経過したが、相変わらず観客を驚かす隠し玉は尽きないようだ。『ユーズ・ユア・イリュージョン』の駄作と呼ばれる「デッド・ホース」を、以前ライブ演奏したのは1993年で26年ぶりの披露となった。

米現地時間10月23日、オクラホマ・シティにあるチェサピーク・エナジー・アリーナでの公演で、彼らは1993年以来初めて、アルバム『ユーズ・ユア・イリュージョン』収録の駄作「デッド・ホース」を引っ張り出したのである。

2018年12月8日にハワイのアロハ・スタジアムで前回のツアー日程が終了したあと、長い休暇に入っていた同バンドは先月再び集結し、ネブラスカ州リンカーン、フロリダ州ジャクソンビルなどのセカンダリーマーケットで数回のフェスティバル出演とアリーナ公演を行うツアーを開始した。今回のツアーは11月初旬のラスベガス、コロッセウム・アット・シーザーズ・パレスで終幕するが、南米でのロラパルーザ巡廻に参加するため2020年3月から再び始動する予定だ。

ガンズ・アンド・ローゼズのセットリストは、数多いヒット曲をもとに組まれているが、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの「スリザー」や、サウンドガーデンの「バック・ホール・サン」、グレン・キャンベルの「Wichta Lineman(原題)」、ザ・フーの「The Seeker(原題)」などのカバーを入れつつ、合間合間に知名度の低い楽曲「ロコモーティヴ」、「アウト・タ・ゲット・ミー」、「シャドウ・オブ・ユア・ラヴ」などを挟み込んでいる。

これまでのツアーで彼らが唯一行っていないのが新曲披露だ。最近のインタビューで、2008年の『チャイニーズ・デモクラシー』以来初のスタジオ・アルバム制作のためにもうすぐスタジオに入ると彼らは仄めかしている。これが実現すると、1993年のカバー曲集『ザ・スパゲッティ・インシデント?』以来、初めてスラッシュとダフ・マッケイガンが揃ったアルバムが完成することになるのだ。

Translated by Miki Nakayama

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