鈴木瑛美子、ゴスペルと洋楽を愛聴し、自分で作った「自由な形」

「絶対にブレない軸として歌があった」

―デビューシングルの「Soul Full of Music」の曲の説明で「自分には男性の友達が多いけど、それに対してすごくネガティブなことを言ってくる人たちもいて……」とステージで話してましたけど、歌詞にも“男は男と遊ぶって誰が決めたんだ”とありますよね。音楽を通して自由な女性像を伝えたい!みたいな気持ちはあるんですか?

そこまで大きなテーマではないですけど、私が以前経験した事で、男女のジェンダーレス云々というよりは自由に生きていこうぜ!って感じた事があって、今回、「Soul Full of Music」は自己紹介的な曲で、私のわがままや子供っぽい主張を、大人っぽいビッグバンドのアレンジで表現するのが目的だったので、私はこういう考えなんです、って事で歌詞に入れ込んでみました。

―瑛美子さん自身はどうなんですか。自分の性格的なところとか気質的なところで。実はすごく女の子っぽいところがある……みたいな。

めちゃくちゃあります。甘えん坊っていうか、寂しがりやっていうか…女子!ってところもある一方で、大胆なところは「男っぽいよね」って言われることも。でも自分自身が女子っていう意識があるから、敢えて「男っぽくいたい」と思っているところもありますし、どちらも持っていると思います。

―でもそういう考えって、自分の歌手としての在り方もそうだけどこれっていう枠を作るよりは、いろんな方向に行きたいっていうのもあったりするんですか。

もともとは音楽以外に、絵が好きだから画家になりたいとか、写真を撮るのが好きだからカメラマンになりたいとか、昔からやりたいことがたくさんあって、そんな中で絶対にブレない軸として歌があったんです。これからも、絵を描いたり、写真を撮ったりは続けていって、何か形にすることが出来たらいいなと思ってます...あっ、あと映画も大好きで感想を書いてInstagramに投稿してるんですけど、ネタバレせずにどれだけ興味を持ってもらえるかっていうのを誰かから頼まれたわけでもなく一人でやってるんですよ(笑)。あと、音楽に関しては一つのジャンルじゃなくて、いろんなジャンルを歌っていきたいです。決められた形にとらわれないで、いつも無限の可能性をもって、鈴木瑛美子っていう新しい形が作れたらいいなと。

ーミュージカルもその一つですよね(2020年3月に上演されるミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~』に出演することが決まっている)。

はい、いろんな事に挑戦できる環境を作ってもらっているので、歌を軸にして、その他の好きな事も全部形に出来たら最高だなって思っています。



鈴木瑛美子
高校在学中、数々のTV番組、CM出演で話題を集める。映画主題歌にも抜擢され、亀田誠治とのコラボ曲もリリースされるなど、デビュー前のシンガーとして異例の実績を残す。
https://avex.jp/suzukiemiko/


『FLY MY WAY/Soul Full of Music』
鈴木瑛美子
エイベックス
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