音楽レーベルやプロダクションはアーティストのメンタルヘルスを重視すべき、世界の流れ

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今年9月に書籍『なぜアーティストは壊れやすいのか?』を出版した、音楽学校教師で産業カウンセラーの手島将彦。同書では、自身でもアーティスト活動・マネージメント経験のある彼が、ミュージシャンたちのエピソードをもとに、カウンセリングやメンタルヘルスに関する基本を語り、アーティストやスタッフが活動しやすい環境を作るためのヒントを記している。そんな手島が日本に限らず世界の音楽業界を中心にメンタルヘルスや世の中への捉え方を一考する連載「世界の方が狂っている 〜アーティストを通して考える社会とメンタルヘルス〜」。第3回は、レーベルやプロダクションはアーティストのメンタルヘルスを重視すべきという主張や動きについて語る。

11月24日、KARAの元メンバー、ク・ハラさんが自宅で自殺により死亡しているのが発見されました。人の命が失われるということはそれだけでとても悲しいことですが、それが自殺によるものとなると、一層痛ましく思います。心からお悔やみを申し上げます。また、この連載の一回目は「もし『死にたい』と打ち明けられたらーー最も悲劇的な”自殺“について考える」というテーマでした。悲劇を繰り返さないためにも、ぜひご一読していただけたらと思います。



こうした最悪の事態に至らぬように、レーベルやプロダクションはアーティストのメンタルヘルスを重視すべきという主張や動きが、海外を中心に始まっています。

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