鳥居真道の徹底考察、官能性を再定義したデヴィッド・T・ウォーカーのセンシュアルなギター

デヴィッド・T・ウォーカーの紙ジャケ3枚

ファンクやソウルのリズムを取り入れたビートに、等身大で耳に引っかかる歌詞を載せて歌う4人組ロックバンド、トリプルファイヤーの音楽ブレインであるギタリスト・鳥居真道による連載「モヤモヤリズム考 − パンツの中の蟻を探して」。クルアンビン、ジェイムス・ブラウン、細野晴臣、ヴルフペック、Jingoの楽曲考察に続き、第6回となる今回はマーヴィン・ゲイの「You Sure Love To Ball」を徹底考察する。

当連載のタイトルは「モヤモヤリズム考 - パンツの中の蟻を探して」なわけですが、今回は趣向を少々変えて「モヤモヤギター考」と題し、我々の下半身をモヤモヤさせて止まないデヴィッド・T・ウォーカーのギターを取り上げたいと思います。曲はマーヴィン・ゲイの「You Sure Love To Ball」。



早いもので師走ですね。「お前さん、そんなのチェックしてるの?」と思われるのもやや癪ですが、去る12月2日に発表された「新語・流行語大賞2019」について触れたいと思います。トップテンからは外れましたが、ノミニーのひとつに例の「ポエム/セクシー発言」がありました。小泉進次郎環境相が国連気候行動サミットに関連する共同記者会見で「気候変動問題に取り組むことはクール、セクシーでなくちゃね」と発言したこと。そして、何かそれらしいといえばそれらしいのだが、具体性の欠片もない一連の発言が「ポエム」だと揶揄されたことを受けたものです。

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