故ジェフリー・エプスタイン被告、元同房者の主張と監視カメラの内容

今は亡き性的虐待加害者の同房者が、裁判証拠として映像を請求(Photo by Justin Lane/EPA-EFE/Shutterstock; New York State Division of Criminal Justice/HANDOUT/EPA-EFE/Shutterstock)

故ジェフリー・エプスタイン被告が最初に自殺を図った監房の外に設置されていた監視カメラの映像の所在が一時不明となったが、翌日発見された。

デイリーニュース紙によると昨年12月20日、今は亡き性的虐待加害者の元同房者の審理で検察側が(映像の)所在がわからないと発言したが、次の日に発見された。「本日未明、合衆国政府がメトロポリタン矯正センター(MCC)職員に確認したところ、問題の映像は被告側弁護人の要請を受けたMCC職員により保管されておりました」と、ジェイソン・スワーゴールド連邦検事補は判事に報告した。発見された映像の内容は公表されていない。

故エプスタイン被告が自殺未遂したと見られるのは2019年7月23日。それからほどなく、殺人罪で同じ監房に収監されていた元ニューヨーク市警の警察官、ニック・タルタリオーネ受刑囚の弁護団は、監房の外に設置されていた監視カメラの映像のコピーの提出を請求した。故エプスタイン被告はタルタリオーネ受刑囚から暴行を受けたと主張していたが、タルタリオーネ受刑囚は、自殺し損ねたエプスタイン被告の命を助けたのは自分だと主張している。

タルタリオーネ受刑囚は、監視カメラの映像とエプスタイン被告を救った事実で人柄の良さを証明し、自らの裁判を優位に進めたい考え。彼は現在、麻薬取引のトラブルが原因で4人を殺害した罪に問われている。

Translated by Akiko Kato

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