サンダーキャット、ガンビーノら豪華ゲストが集結したニューアルバムを発表

サンダーキャットことステファン・ブルーナー(Photo by Parker Day)

サンダーキャットが2017年の『Drunk』以来となるニューアルバム、『It Is What It Is』を4月3日にリリースすることが明らかになった。

フライング・ロータスの『Flamagra』やトラヴィス・スコットの『Astroworld』、故マック・ミラーの『Swimming』へ参加したほか、ここ日本でも渡辺信一郎が監督を務めたアニメ『キャロル&チューズデイ』への楽曲提供、さらにフライング・ロータス来日公演に飛び入りで参加するなど、常に注目を集めてきたサンダーキャット。待望のニューアルバムは『It Is What It Is』と名付けられ、その収録曲から「Black Qualls (feat. Steve Lacy & Steve Arrington)」も公開されている。

ザ・インターネットの中心メンバーで、ソロ・デビュー作がグラミー賞ノミネートを果たしたスティーヴ・レイシーと、伝説のファンク・バンド=スレイヴのヴォーカルであるスティーヴ・アーリントンが参加した本楽曲。自身の持つ音楽の血統に焦点をあて、インスピレーションの源となったミュージシャンたちに敬意を表したいという、サンダーキャットの思いを具現化した楽曲となった。



アーリントンが10代の終わりに作った作品を発見し、たちまち夢中になったサンダーキャットは「ベースのトーンや、彼の感じ方、動き、それがおれの全身に響き渡ったんだ」と語る。また楽曲誕生のきっかけはレイシーとのセッションだったと明かし、レイシーを「オハイオ・プレイヤーズが一人の肉体に宿った化身。心底ファンキーなヤツだね」と評している。

盟友フライング・ロータスとサンダーキャット自身による共同プロデュースとなった本作には、レイシーとアーリントンの他にも、チャイルディッシュ・ガンビーノ、カマシ・ワシントン、リル・B、タイ・ダラー・サイン、バッドバッドノットグッド、ルイス・コール、ザック・フォックスといった豪華なアーティストが集結。2020年を象徴する1枚となりそうだ。

このアルバムで表現しているのは、愛、喪失、人生、それに伴う浮き沈みだ。
皮肉っぽいところもあるけど、誰だって人生のさまざまな時点で、必ずしも理解できるとは限らない出来事に遭遇する…
そもそも理解されることを意図していないこともあるしね。
- Thundercat

4月3日にリリースされる国内盤CDには、前作の大ヒット・シングル「Show You The Way」でも共演したマイケル・マクドナルド参加のボーナストラック「Bye For Now」を追加収録し、歌詞対訳と解説書が封入される。また数量限定でTシャツ付きセットも発売決定(詳細は後日発表)。アナログ盤は、レッド・ヴァイナル仕様、クリーム・ヴァイナル仕様、特殊パッケージ入りクリア・ヴァイナル仕様、特殊パッケージ入りピクチャーディスク仕様の4種類が発売されるとのこと。



<リリース情報>

Thundercat 『It Is What It Is』

Thundercat
『It Is What It Is』
レーベル:BEAT RECORDS / BRAINFEEDER
発売日:2020年4月3日(金)
国内盤CD BRC-631 ¥2,200+税
国内盤特典:ボーナストラック追加収録 / 解説書・歌詞対訳封入

収録曲:
1. Lost In Space / Great Scott / 22-26
2. Innerstellar Love
3. I Love Louis Cole (feat. Louis Cole)
4. Black Qualls (feat. Steve Lacy, Steve Arrington, & Childish Gambino)
5. Miguel’s Happy Dance
6. How Sway
7. Funny Thing
8. Overseas (feat. Zack Fox)
9. Dragonball Durag
10. How I Feel
11. King Of The Hill
12. Unrequited Love
13. Fair Chance (feat. Ty Dolla $ign & Lil B)
14. Existential Dread
15. It Is What It Is
16. Bye For Now (feat. Michael McDonald) *Japanese Bonus Track

Rolling Stone Japan 編集部

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