ロジャー&ブライアン・イーノ、初の兄弟デュオ・アルバムを3月リリース

ロジャー・イーノ&ブライアン・イーノ(© Bee Eno and Mary Evers)

ロキシー・ミュージックでの活動を経て、様々なプロジェクトやソロ作品をリリースしながら、デヴィッド・ボウイ、U2、コールドプレイらのプロデューサーとしても活躍してきたブライアン・イーノが、弟であるロジャー・イーノとの初のデュオ・アルバム『Mixing Colours』を、クラシックの老舗レーベル、ドイツ・グラモフォンから2020年3月20日に発売する。

今回公開された「Celeste」のミュージック・ビデオは、ブライアン・イーノと、ミュージシャンでソフトウェア・デザイナーのピーター・チルヴァースが共同でプロデュース/監督したショート・フィルムシリーズ第一弾。今後数カ月に亘って公開される。

イーノとチルヴァースのコラボレーションは長年に亘っており、Bloom、Scape、Trope、そして最近ではBloom:10 Worldsなどのインタラクティブな音楽制作アプリを共同制作してきた。『Mixing Colours』での彼らの映像は、そのサウンドスケープのシンプルさと瞑想的な性質を、ゆっくりと変化する夢のようなパノラマのイメージと結び付けてアルバムの本質を引き立てている。

ブライアンは本作について、「このアルバムのほとんどすべての作業は電車の中で行いました。私はコンピューターとヘッドホンを持ってシートに座ります。これらの作品は私にとって完全に電車の音楽なのです」と語っており、この作業環境は、彼とチルヴァースの映像制作にも役立ったことがうかがえる。「Celeste」の映像は、まさに車窓を青空と地平線が静かに流れてゆくもので、そのサウンドとの見事な調和は、イーノのマルチな才能を証明している。




ロジャー・イーノ&ブライアン・イーノ
『Mixing Colours』
2020年3月20日(金)発売
https://classic.lnk.to/MixingColoursPR

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE