ー田村正和さんですね。
1985年は第2期なんだね、子役は『毎度おさわがせします』に出てるたまきって弟役じゃない? 2番組とも出てた気がするんだよね。あと『うちの子にかぎって…』の番長みたいなでかいメガネかけた男の子と転校生の回は、すげえ覚えてるなあ。第1シリーズも第2シリーズもチェッカーズが主題歌なんだけど、割と暗いんだよね。挿入歌の方が明るい。森下愛子さんもすげえ綺麗、田村正和の奥さん役でね。でも、やっぱり金妻かなあ。坂東英二がこのドラマで役者の才能を開花させたんだよね、それで『毎度おさわがせします』も坂東英二がお父さん役で出てた。さっき話したみたいに昭和50年代が終わって、変な話、戦後っていう時代が終わったというか、もう昔の話だったんだなっていう意識が出てきたのもこの時代じゃない? 日本もいろいろ便利になってきてお金もあってさ、いわゆるバブルが始まってきた感じだと思うな。
ー中学生の時を思い返して、あれはバブルだったんじゃないかなって思う出来事ありますか?
実は全然恩恵を受けてないのよ。中学生だとやっぱり大人のいる場所でも遊ばなかったし、20歳くらいでやっと感じたかもね。ここら辺から大学生のアルバイトでも羽振りが良くなってくるのかもしれないけど、中学生はアルバイトしてなかったしね。正直90年頃までバブルっていうのも感じたことないんじゃないかなあ。
ー僕はLOW IQ 01さんより年が4つ下なんですけど、1990~92年くらいにジュリアナ東京とか流行っていて。
その時が多分一番お金あったと思う。たぶんね、80年代とかだと企業がお金を持ち始めて、まだ一般にまでお金は回ってなかったんじゃないかな。一般にまでお金が回ったのは90年代初頭のバブルが弾ける直前だったような気もする。一番派手だったし。だから1985年はその幕開けですよね、きっと。