ギブソン、ナッシュビルの竜巻被害に遭ったミュージシャンへギターの提供を約束

Daniel Knighton/Getty Images

ギブソンはGibson Givesを通じて、竜巻の被害で楽器が破壊されたり損傷したミュージシャンにギターを提供することを約束した。

2020年3月の初め、米国テネシー州の中心部を竜巻が襲い、死者20人以上を含む甚大な被害をもたらした。

同州ナッシュビルに本社を置くギブソン・ブランドの傘下でチャリティー事業を担うGibson Givesは、竜巻の被害で楽器を損傷したミュージシャンに救いの手を差し伸べることを約束した。損傷した楽器はギブソンに限らず、どのブランドでも構わないという。

「テネシーの竜巻でギターを失った人たちに再びギターを手にしてもらいたい、というのが私たちの願いです」とGibson Givesのデンディー・ジャレット事務局長はプレスリリースの中で述べている。「テネシー州ナッシュビルを拠点とする企業としてアーティストやパートナーたちとも協力し、さまざまな分野で支援を行なっていきたいと思います。」

楽器に被害を受けたミュージシャンはGibson Givesへ事情を伝えれば、ギブソン側の判断により「ギブソン・ブランドのデモ・モデル、プロトタイプ、店頭展示品など」が提供されるという。

Gibson Givesはまた、地元の企業やミュージシャンらによる竜巻災害の復興支援にも参加している。ミッチェル・テンペニーとデヴィン・ドーソンは3月9日にチャリティーコンサートを開き、シンガーのクリス・ヤングは5万ドル(約540万円)を寄付した。またカントリーミュージック協会賞も受賞したデュオのダン+シェイは、ナッシュビルのブリジストンアリーナで3月6日から2晩コンサートを開催することが決まっている。さらに2人は、復興支援費用として10万ドル(約1070万円)の寄付を決めている。そのほかミュージシャン自身も被害に遭っている。ディエクス・ベントレーは自分のツアーメンバー全員を連れてドラマーのスティーヴ・ミサモアの自宅を訪れ、竜巻で全壊した家の片付けを手伝った。

Translated by Smokva Tokyo

Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE