Charと立川直樹が語る、あの「自由な時代」

“やっぱり「霧の街」からそういう文化って生まれるのかもね”(立川)



立川 : アメリカの自由さとは違う、独特の“くすみ感”が、僕らがイギリス好きな原点なのかもね。

Char : あとはアメリカよりも人種差別が少ない国だったから。今考えると(エリック・)クラプトンやジミー・ペイジ、ジェフ・ベックが10代の時にブルースを聴いてギターを始めているという感じもイギリスならではなんだよね。オレもお兄貴がヤードバーズのレコードを買ってきた時に、「なんかベンチャーズとは違うぞ。なんだこの奏法は?」って思ったもん。

立川: それに中学生で気付いちゃったの?

Char : いや、小学生だった(笑)。あとアメリカ音楽で言うとビーチ・ボーイズとかもまあいいんだけど、憧れはしなかった。でも、「ジェファーソン・エアプレインだけは何か違う」とかね。

立川: あれは多分サンフランシスコの、アメリカの中でもヨーロッパっぽい文化から生まれたからなんだよ。やっぱり「霧の街」からそういう文化って生まれるのかもね。

Char : 当時アメリカの音楽の中心地はサンフランシスコだったから。ニューヨークでもLAでもない。ただしオレも「これはアメリカのバンドで、これはブリティッシュ・ロック」、というのもよく分かっていないトシだから。当時はクラプトンが「ブルースっていうギターを始めた」と勘違いしていたし。

立川 : 僕もブルース好きになったのは、最初にアニマルズを聴いた時だったな。アニマルズがジョン・B・フッカーとかをカバーしていたので、なんだろうと思って入っていったんだよ。

Char : 立川さんはその頃すでに情報をいっぱい持っていたと思うけど、俺は情報がなかったんだよ。せいぜい『ミュージック・ライフ』と『ミュージック・マガジン』くらい。情報がないから自分で探しに行くしかないと思ってLAも行ったし、ロンドンにも行ったんだ。

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