無意識の差別や偏見「アンコンシャス・バイアス」について考える

こうした話題になると「そんなにいろんなことを気にしないといけないとなると、息が詰まってしまう」という声も上がってきます。しかし、現に日々の小さな攻撃の蓄積で困っている人がいるということ、そして、自分に無自覚な偏見があるということを意識しておく事は大切だと思います。そう遠くない昔、多くの人が道に唾や痰を吐いていた時代もありました。「細かいこと言うなよ、気にするなよ」と言っていたことが、少しずつ、そして気付いたらいつの間にか変わっていたということは多々あります。無意識の差別や偏見も、まずは意識を持つことで、少しずつでも改善されるのだと思います。

【参照】
英ロンドン在住のポップ・シンガー、Rina Sawayamaが新曲「STFU! 」をリリース
CD Journal 2019/11/22
https://www.cdjournal.com/i/news/-/84245



<書籍情報>




手島将彦
『なぜアーティストは壊れやすいのか? 音楽業界から学ぶカウンセリング入門』

発売元:SW
発売日:2019年9月20日(金)
224ページ ソフトカバー並製
本体定価:1500円(税抜)
https://www.amazon.co.jp/dp/4909877029

本田秀夫(精神科医)コメント
個性的であることが評価される一方で、産業として成立することも求められるアーティストたち。すぐれた作品を出す一方で、私生活ではさまざまな苦悩を経験する人も多い。この本は、個性を生かしながら生活上の問題の解決をはかるためのカウンセリングについて書かれている。アーティスト/音楽学校教師/産業カウンセラーの顔をもつ手島将彦氏による、説得力のある論考である。

手島将彦
ミュージシャンとしてデビュー後、音楽系専門学校で新人開発を担当。2000年代には年間100本以上のライブを観て、自らマンスリー・ライヴ・イベントを主催し、数々のアーティストを育成・輩出する。また、2016年には『なぜアーティストは生きづらいのか~個性的すぎる才能の活かし方』(リットーミュージック)を精神科医の本田秀夫氏と共著で出版。Amazonの音楽一般分野で1位を獲得するなど、大きな反響を得る。保育士資格保持者であり、産業カウンセラーでもある。

Official HP
https://teshimamasahiko.com/




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