エリック・クラプトンが愛用してきたギターの系譜

Playability

© Dan Cuny / www.ClaptonBook.com

「OMのプレイヤビリティには限界があると言われるが、それは本当じゃない。私以外にそんなことは気にしないとは思うのだが、怠け者の私だからこそギターに関してはうるさい。選ばれたギターは私の要求に応えないといけないわけだ。OMは弦の長さが長めなので、ベンドが楽にできるし、音の鳴りも多めなんだ」


Brownie

・フェンダー・ストラトキャスター「ブラウニー」の写真

1956年製フェンダー・ストラトキャスター「ブラウニー」は1970年代にクラプトンがメインで使用していたギターだ。このブラウニーは、デレク・アンド・ザ・ドミノスのアルバム『いとしのレイラ』の収録曲の多くで使用され、このアルバムの見開きジャケットとクラプトンの初ソロ・アルバムのジャケットにも登場している。

「ブラウニーは私のプレイにそれ相応の影響を与えた。ストラトのサスティンは短いから、ベンドも大変だし、ベンドしたままホールドするのも、ビブラートするのも大変だ。だから弾く音符の数が増えるんだよ」


Dire Straits

© Genesis Publications Ltd / www.ClaptonBook.com

「マーク・ノップラーのリハーサルを何度か見て、彼のサウンドに感銘したことがきっかけでフェンダー・デュアル・ショーマンのアンプを使うようになった。あの音色を出しているのがギターじゃなくてノップラーが使っているアンプだと気付いて、実際にノップラーのアンプを使わせてもらったら、温かくて丸みのあるサウンドが気に入ってね。速攻でマイケル・ソルダーノにオーダーしたよ」

Translated by Miki Nakayama

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