TikTok、自主隔離中の人々へ贈る新プログラム「#Happy at Home: Live!」を配信

「世界がひとつになって新型コロナウイルスの感染拡大と戦う一方、ウイルスと戦う上でもっとも重要な方法が、同胞の人間たちから物理的に距離を置き、自らを隔離しなければならない、ソーシャル・ディスタンシング(社会距離戦略)である、という残酷な皮肉に直面します」とTikTokのアメリカのプログラミング部門トップを務めるグレッグ・ジャスティス氏はローリングストーン誌に述べた。「我々が掲げる目標はシンプルです。ちょっとした楽しい気分を分かち合い、快適さを提供し、外出を控えて感染拡大を防ぐという正しいことをする責任感を持たなければいけません。いまはできないことがたくさんありますが、困難な状況下でも、このささやかな方法でお互い助け合うことはできます」。

ウイルスの感染拡大を受けてコンサートやツアーを中止したバンドやアーティストのあいだでは、ファンとつながるための手段としてライブ配信はますます人気を博している。失われた収入源の穴埋め方法を模索するアーティストからの需要が急激に高まっている、とライブ配信事業を展開する会社は指摘している。

先週、コールドプレイのクリス・マーティン、ジョン・レジェンド、チャーリー・プース、カミラ・カベロ、ショーン・メンデスをはじめとするアーティストは、世界規模の課題解決を目指すGlobal CitizenのTogether at Homeコンサートに参加した。同イベントは今週も続く。TikTokでライブ配信を予定しているヤングブラッドは、ラッパーのマシン・ガン・ケリーと女優・歌手のベラ・ソーンをフィーチャーしたライブを先週YouTubeで配信。カントリーシンガーのキース・アーバンはケンタッキー州ナッシュビルの地下スタジオから30分のライブを披露し、ニール・ヤングはコロラド州テルユライドの自宅から6曲のアコースティックセットによる『Fireside Session』をライブ配信した。ヤングは、こうした取り組みを今後も続けたいと考えている。

Translated by Shoko Natori

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