コロナ危機をチャンスに変えるTikTokの若きスターたち

自主隔離中の活動

常時シェアハウスで暮らしているわけではないインフルエンサー集団のメンバーは(Hype Houseの大半のメンバーがこれに該当する)、自宅隔離でちょっとした問題に直面している。というのも、シェアハウスの他のメンバーや他のTikTokスターとコラボしたコンテンツの方が人気だからだ、とアヴァニ・グレッグは言う。彼女はHype Houseのメンバーで、現在はロサンゼルスで母親と姉と一緒に自主隔離している。

・アヴァニ・グレッグの写真

それでも、アメリカ全土で自宅隔離が実施されたことで、ほぼ全てのソーシャルメディアで彼女の知名度が上がったことも否めない。「みんな退屈してスマホ三昧だから、どんなコンテンツを上げればエンゲージが増えるかを見るには良いタイミングなの」と、グレッグは言う。「SNSに何か投稿するくらいしか大してやることがないんだもの」

シェアハウスに住んでいるSway Houseのメンバーは今も同じ家で自主隔離している。そのおかげでアイデア出しやコンテンツ制作により集中できるようになった、と21歳のグリフィン・ジョンソンは言う。「自分たちだけで一緒に過ごしているのが大きいんだと思う。以前はみんなほとんどバラバラに行動していたから――ミーティングに行ったり、イベントに行ったり――グループとして集まって意見交換するなんてできなかった」と彼は言う。「とにかく、今自分たちだけで一緒にいるっていうことが大きいね」

Sway Houseのメンバーは、日々の大半をYouTubeやTikTokに投稿する動画の編集や撮影に費やしているという。食料の買い出しや洗濯以外はめったに外に出ることもなく、クリエイティブ・ディレクターを除いては他の人を家にあげることもない。「若くて健康だからといって、自分たちの生活を大きく変えるつもりはありません」とリチャーズは言う(すかさずマネージャーが、「もちろん大人数で集まったりすることはしないよう、十分心がけています」と口を挟んだ)。

@theswayla

Laundry day because our powers out

♬ Roses - Imanbek Remix - SAINt JHN


Translated by Akiko Kato

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