韓国生まれ、東京育ち、ルーツは嵐 kim taehoonとは何者か?

─以前、Twitterに載せていたこのコラージュの画像もかっこいいですよね。



これはフォトショ初心者のぼくが自分の好きなものを適当に組み合わせて作っただけなんです(笑)。ちょっと話がそれちゃうかもしれないんですけど、ぼくはこども心ってすごい大切だと思っていて。有名な例をあげると、ピカソとかバスキアとかの絵が評価される理由って単純に大人が描けないからだと思っていて(個人的な意見です)。大人になるにつれて、技術とか正解を身につけて染まっていってしまうからこどもが描いたような絵は描けなくなっちゃう。そう考えると、こどもが1番正しいのかもしれないって。国籍の話もそうなんですけど、小さい頃は国籍関係なく遊んでいても、大人になったら世の中の基準によって格付けが始まるわけじゃないですか。だからこそ、こどもが持っている無邪気さ、純粋さはこの世を生きる上でも多角的に物事を捉える上でも大事だと思っています。そういう意味で、自分のこどもっぽさっていうのも、すごくアピールしたくて。何回もガキっぽいって言われて、女の子にフラれたこととかもあります(笑)。もっとシンプルに、踊りたい時に踊って、歌いたい時も歌ってっていうこどもっぽさも裏テーマまではいかないですけど、ゆるさとして表現できたらなと思っています。

―4月リリースの「DALILLA」はどんな楽曲なんでしょう?

まさに、kim taehoonっぽいゆるさが全面に出ている楽曲です。どっぷり影響を受けたファンク・ディスコの要素をふんだんに散りばめながらも結局ポップに昇華しています。浮遊感漂う韓国語のメロディと力強いスキャットのギャップや、日本語と韓国語パートの混在は一見ゴチャゴチャに見えるんですが、3ヶ国語を扱える身として「言語」に対しての一貫したメッセージを込めています。へんてこな歌詞や一つ一つのサウンドにもしっかり意味があり、それらが複合的に合わさっているので、紐解いていってほしいです。正直、楽しさを最優先で作ったのでおふざけ要素がかなり前に出ているとは思うんですが、そんなこと抜きにしてもめちゃめちゃファンキーで踊り疲れてしまわないか心配なほどのノリノリチューンです。このインタビューを改めて見返して思ったんですけど、こんな赤裸々にバックグラウンド語ったら簡単に紐解かれちゃいそうですね(笑)。そういう答え合わせするものすごく楽しそう。ぼくはバレないように試行錯誤するし、これを読んでるみんなは是非ぼくの鼻を明かしてください!

<リリース情報>

kim taehoon
配信シングル「DALILLA」
2020年4月24日リリース

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