サンダーキャットが赤裸々に語る、人生のハイライトとなった「初体験」

7. 初めてケンドリック・ラマーに会った時

TC:初めてケンドリックに会ったのは、あれは『GOOD KID M.A.A.D CITY』(2012年)制作の終盤だった。ケンドリック曰く、彼がブラック・ヒッピー(※)として、俺がベースを弾いてた誰かの前座をやった時だったらしい。彼は俺を忘れてなかった。俺がいい奴だったから(笑)。

でも俺が覚えてるのは、サウンウェイヴが俺をスタジオに呼んでくれた時。ケンドリックに一瞬で魅了された。只者じゃないなって思ったね。お互いが築き上げてきたサウンドがたっぷりとあったから、それがすぐに混ざり合って一つになったんだ。

※ケンドリック、ジェイ・ロック、スクールボーイ・Q、アブ・ソウルという西海岸のラッパーが集結し、2009年に結成されたグループ。2011年にミックステープ『Black Hippy』をリリースしている。

8. 最初にケンドリック・ラマーを笑わせた時

2015年、サンダーキャットはケンドリックのグラミー受賞作品『To Pimp a Butterfly』(2015年)に大きく貢献した。彼は初めてラマーを笑わせた時のことが絶対に忘れられないそうだ。

TC:彼を笑わせるのは至難の技。超真面目なヤツだからな。でも、ふざけたことを言って彼をニヤつかせたことが二度ほどあったと思う。「お前アホだな」なんて言ってたよ。最初に彼を笑わせた時の様子は、(ケンドリックの)『Untitled Unmastered』(2016年)で聴くことができる。「Head is the answer(untitled 04 08.14.2014.)」を座ってプレイしてる時だった。彼のニカっとした笑顔が見えてくるはずさ。



サンダーキャットは先日、「Fair Chance」という新曲をリリースした。タイ・ダラー・サインとリル・Bをフィーチャーしたこの曲は、今は亡きマック・ミラーに捧げられたもので、発売中の最新アルバム『It Is What It Is」に収録されている。同作にはスティーヴ・レイシー、スティーヴ・アーリントン、チャイルディッシュ・ガンビーノ、そしてコメディアン兼ラッパーであるザック・フォックスがフィーチャーされている。

また、来日ツアーの振替日程も発表済み。東京、大阪、名古屋にて来年1月に開催される。世界中で予定されていたツアーが延期 (POSTPONED)されたことをデザインに落とし込んだ「ツアー延期Tシャツ」の予約をBeatinkの公式サイトにて現在受付中(締切:5月10日)。






『It Is What It Is』
サンダーキャット
発売中
https://www.beatink.com/user_data/thundercat_iiwii.php


THUNDERCAT JAPAN TOUR 2021
2021月1日27日(水)東京 GARDEN HALL
2021月1日28日(木)大阪 BIGCAT
2021月1日29日(金)名古屋 CLUB QUATTRO
詳細:https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10824

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