コロナ禍から人気再燃、外出自粛でよみがえった名曲8選

3:ジョイ・ディヴィジョン「Isolation」

知る人ぞ知る、1980年の隠れた名曲のひとつ。80年代初期のシンセサイザーの音色は、淡々と繰り返されるタイトルとなんともミスマッチだ。ストリーミング総計はそれほど多くないが(29万8000件)、上昇率は112%。ストリーミング件数も、封鎖が始まった1週目の3月6日から倍増してのあの数字だ。




4:アンドラ・デイ「Rise Up」

自立と再生を謳った応援歌が最初にリリースされたのは5年前。ガンと戦う友人を見守った経験から着想を得たこの曲は、新たに大量のオーディエンスを獲得した。「立ち去りましょう/山々を轟かせましょう」という気持ちを奮い起こさせる歌詞は、オーディエンスの心に新鮮に響いた。ストリーミングは130万件。セールスも307%急増した。




5:ティアーズ・フォー・フィアーズ「Mad World」(邦題:狂気の世界)

1983年の楽曲に散りばめられた心象風景――「すさんだ場所、すさんだ顔」「楽しくなれる日を待ちわびる子供たち」「学校に行ったけど、すごく気分が落ち着かない」――は、コロナウイルスの何十年も前に書かれたものだ。だが、今年の春に書かれたと言ってもおかしくない。おそらくそれが、3月13日から4月23日の期間中この曲のセールスが倍増した理由だろう。


Translated by Akiko Kato

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