LOW IQ 01の青春時代「音楽で飯を食っていきたいと思った1986年」

ーローディをやっていたら、ファミコンをやっている時間もないですよね。

ずっと外にいたからさ。中学生の時は皆で家に溜まったりしてたけど、高校生になると先輩とつるむようになるのよ。一番家にいない時期(笑)。月に何回かしか家に帰らないっていう。当時の地元の友達が俺に電話しても全然連絡繋がんないし、うちの母ちゃんも俺がどこにいるか分かんないって感じだった。ゲームをやるのは子供じみたことのように感じられたから、楽器で遊んだりするようになったかな。「写ルンです。」は、最近復活してきたよね。今はそれが良い味になって使うひともいるけど、俺らの時は実際かなり便利だったからね。昔はちゃんとしたカメラとか持ち歩いたりしなかったし、コンビニで買えるようになったっていうのは大きい。実際、この時期から俺の写真も増えてきたと思うよ。

ーInstagramでイチさんが昔の写真をたまに上げるじゃないですか。あれも「写ルンです。」の影響なのかなって。

そうだと思うよ。ローディをやっていた頃に、お客さんがよく撮ってくれて、焼き増しして俺にくれたのよ。だから「写ルンです。」がすごくありがたいんですよ。昔ってよく親に写真撮ってもらっていたじゃない。だから家族で撮るもんだと思ってたけど、それが手軽にできるようになったのは「写ルンです。」のおかげだよね。

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ー流行語で言うと「究極」、「テレクラ」、「プッツン」。

「究極」は究極のメニュー、つまり『美味しんぼ』ですね。『美味しんぼ』は俺すごい好きだからね。再放送も何回見たかって感じだし、漫画も持っていたし。これは僕の鉄板の話なんだけど、引っ越しする時にTOSHI-LOWが一瞬だけ手伝いに来て俺の『美味しんぼ』を見つけて「これは料理の本ですか? それとも漫画の扱いですか?」って言われて、「料理の本だから、台所の棚に置く」って言ったのを覚えてる(笑)。テレクラは行ったことないけど、友達は行っていて受話器をすぐにはなかなか取れないって言ってた。受話器のボタンをポン、ポンってテンポで押していると、たまに取れるって。プッツンっていうのは、『鶴ちゃんのプッツン5』のことだよね。石原真理子だ。今よく言われてるプッツンとは違うよね。今のプッツンってキレるイメージじゃない。当時のプッツンはぶっ飛んでるっていうイメージだよね。石原真理子が全盛期ですよ、ぶっ飛んでるみたいな。『ふぞろいの林檎たち』のパート2の時って石原真理子の全盛期じゃないですか。

ー実際、イチさんってこういう言葉使ってました?

いやいや、使わない。「あいつプッツンしてるよね」なんて恥ずかしくて言ったことない(笑)。今はスイッチ入った時にプッツーンって言えばいいんじゃないかな(笑)。それも古いけどね。

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