レッド・ツェッペリン究極の名曲トップ40

36.「貴方を愛しつづけて」(1970年 原題:Since I’ve Been Loving You)

ペイジはこの大作のギターソロに数カ月をかけて、ようやくオリジナルデモを完成させた。結果として、ツェッペリン史上最もソウルフルなスローブルーズのひとつとなった。静けさと激しさのメリハリが効いたペイジのギターに、ジョーンズの熱いオルガンプレイが絡み、プラントがピュアな傷心をハイトーンで歌い上げている。




35.「タンジェリン」(1970年 原題:Tangerine)

バンドが挑んだ最高のカントリーソングで、オリジナルは、ペイジがヤードバーズ時代にキース・レルフと共同でバンドの最後のセッション向けに「Knowing That I’m Losing You」というタイトルで1968年に作った曲。プラントが「最も純真な段階の愛をテーマにした」と表現する新たな歌詞を付け、ペイジが曲を焼き直した。ペイジは「我々は決して新鮮さを失わない。この曲がその証だ」と語っている。




34.「レイン・ソング」(1973年 原題:The Rain Song)

ペイジのアコースティックとエレクトリックギターによる最もゴージャスなギタープレイが聴ける曲のひとつ。そこへジョーンズによるメロトロンの壮麗な和音が重なる。一説には、ジョージ・ハリスンが「君らにはバラード曲が無い」と発言したことへの回答だとも言われてい。しかしエンディングはやはり、プラントとボーナムがツェッペリンらしい盛り上げ方で締めくくっている。




33.「リヴィング・ラヴィング・メイド」(1969年 原題:Living Loving Maid (She’s Just a Woman))

アルバム『レッド・ツェッペリンII』の収録曲に駄作は無い、という意見にペイジは同意しない。その証拠に、1990年にリリースされたボックスセットに「リヴィング・ラヴィング・メイド」は収録されなかった。さらにツェッペリンとしてライブでプレイしたこともない。ところが実際には、ハードなギターをフィーチャーし、年増のグルーピーを歌ったこのロック曲がラジオのスタンダードになった。


Translated by Smokva Tokyo

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