レッド・ツェッペリン究極の名曲トップ40

32.「ワントン・ソング」(1975年 原題:The Wanton Song)

「これほど素晴らしいギターリフは、他になかなか無い」とデイヴ・グロールが評した。オクターブを使った跳ねるようなグルーヴは「移民の歌」と似ているが、ペイジによる3Dソロは斬新だった。さらにプラントは「俺の震えるアレから種を搾り取る」女について歌いながら喘ぎ声を上げている。




31.「モビー・ディック」(1969年 原題:Moby Dick)

アルバム『レッド・ツェッペリンII』に収録された、ボーナムによる壮大なドラムソロをフィーチャーした作品。スリーピー・ジョン・エスティスのブルーズ曲を原曲とするツェッペリンによるカバー曲「The Girl I Love She Got Long Black Wavy Hair」をベースにしたジャムセッションから生まれた。ライブでは演奏時間が30分に及ぶこともあった。レコードでは、バスドラムのシンコペーションとタムタムの嵐のようなロールが4分間に凝縮されている。




30.「死にかけて」(1975年 原題:In My Time of Dying)

ゴスペルのスタンダード曲をベースにした、ツェッペリンのスタジオレコーディングの中で最も再生時間の長い作品。ペイジの激しいスライドギターとジョーンズの変幻自在のベースラインに、ボーナムの飛び回る圧倒的なドラムなど、バラエティ豊かなスタジアム向きの曲に仕上がっている。ライブではプラントが、国外移住している自分たちの状況をジョークにして、エリザベス女王へ曲を捧げた。




29.「サンキュー」(1969年 原題:Thank You)

「ツェッペリンは酷く猥褻な時もあれば、デリケートで美しい面を見せることもある」とプラントは言う。「サンキュー」では、バンドの中でも珍しく幸せな結婚生活をテーマにしている。プラントは当時の妻モーリーン・ウィルソンへの感謝を歌い、ジョーンズによるオルガンが王様の行列のような荘厳さを添えている。


Translated by Smokva Tokyo

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