レッド・ツェッペリン究極の名曲トップ40

24.「フール・イン・ザ・レイン」(1979年 原題:Fool in the Rain)

「ツェッペリンは決して懐かしのバンドではない」とペイジは、バンドを批判するパンクロッカーたちに反論した。本作品には、彼らの持つあらゆる才能が詰まっている。ジョーンズとプラントが1978年にサッカーのワールドカップのテレビ中継を観ていた時に流れていたサンバ曲をヒントに、中間部をラテン調に仕上げている。ペイジは「それまでのツェッペリンにはあり得なかった新たなチャレンジ」と表現した。




23.「俺の罪」(1976年 原題:Nobody’s Fault But Mine)

ブラインド・ウィリー・ジョンソンによるストレートなオリジナルを、ヘヴィなSF的にアレンジした作品。プラントは絞り出すような声で自身の罪を告白している。まるで異界からのSOSのごとく遠くから渦巻くように聴こえるイントロのギターは、ペイジらしい究極のブルーズリフと言えるだろう。




22.「ハートブレイカー」(1969年 原題:Heartbreaker)

華麗なテクニックが詰まったペイジによるギターソロは、ヘヴィメタル・ギターのお手本のひとつになった。一説によると、若き日のエディ・ヴァン・ヘイレンも影響を受けたひとりだという。浮気者の「アニー」に振られて「孤独でブルー」だとペイジが歌う本作品は、ライブの定番となった。ライブでペイジは、バッハの「ブーレ ホ短調」などさまざまな曲を織り混ぜて披露した。




21.「ダンシング・デイズ」(1973年 原題:Dancing Days)

英国にあるミック・ジャガーの別荘「スターグローヴス」でレコーディングを終えたメンバーは、芝生の庭へ出てこの曲に合わせて踊ったという。特に注目すべきは、ペイジがプラントと旅行したボンベイにインスパイアされたという情熱的なスライドギターのフレーズだ。歌詞は、エデンの園で起きた夏の出来事をビーチ・ボーイズが歌ったような感じだ。


Translated by Smokva Tokyo

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