レッド・ツェッペリン究極の名曲トップ40

12.「コミュニケイション・ブレイクダウン」(1969年 原題:Communication Breakdown)

ダウンストロークによるギターリフは、7年後に訪れるパンクロックの先駆けのようだった。歌詞はエディ・コクランの「ナーヴァス・ブレイクダウン」風だが、50年代にインスパイアされた曲だとしても、ツェッペリンの激しいアタックには並外れた新しさが感じられる。




11.「カリフォルニア」(1971年 原題:Going to California)

ツェッペリンの最も美しい曲。アコースティックギターによるペイジの軽やかなフィンガーピッキングとジョーンズのマンドリンが絡み合い、プラントがカントリー風のトゥワングを聴かせている。ジョニ・ミッチェルをイメージした曲だと言われているが、「愛に溢れた表情で髪に花を飾った」カリフォルニアの少女の姿を容易に想像できる。1971年当時のツェッペリンは、多くのカリフォルニアガールに囲まれていたことだろう。




10.「ミスティ・マウンテン・ホップ」(1971年 原題:Misty Mountain Hop)

ツェッペリンの作品にはミステリーが多いが、この曲が一番当てはまるだろう。フラワーピープルやトールキンについて、ここまでファンキーに表現した曲は他にない。ジョーンズのエレクトリックピアノ、ペイジのギターリフ、ボーナムのドラムがグルーヴを生み出す。プラントは、警官とヒッピーの間のいざこざから逃れ、タイトルでもある不思議な山の山頂へ逃れたい、と歌う。歌詞についてプラントは後に、「公園でシガレットペーパーで大麻を巻いて吸っていたら逮捕された話」だと語っている。


Translated by Smokva Tokyo

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