リベラルな名門校が性的暴行の温床に 教師と生徒の距離が近すぎると批判

米オレゴン州ポーランドにあるキャトリン・ガベル・スクール(Photo by Tedder/Wikimedia Commons)



暴行がきっかけで一変してしまったイザベルの人生

一方イザベルはというと、暴行を受けたことを学校で非難された経験で、人生が大きく変わってしまったという。転入先の学校でも、その後通ったアートスクールでもサッカーを続けたが、摂食障害がぶり返してしまったそうだ。「キャトリンでの経験で、回復に向かっていた糸がぷつんと途切れてしまった感じでした」と彼女は言う。再発のせいで体調にも支障が生じ、事実上競技生活を断念した。「今まであんなに努力してきた道に、再び戻ることができなかったことが、今でも心残りです」と本人。「ずっと思い描いていたものを失った喪失感でいっぱいです」

内部調査にも書かれていたように、キャトリン・ガベル校がハフの件だけでなく、過去にも性的暴行の苦情を受けていたことが分かった今、イザベルは自分を守ってくれなかった学校に「完全に裏切られた」気持ちになった。と同時に、ある意味で自分の正しさを証明できたとも感じている。「私だけが悪かったわけじゃないんだ、と思えるようになりました。彼が私を見て『この子だ、この子が次の獲物だ』と思っただけじゃなく、ずっと前から続いていた問題だったんだって」と彼女は言う。「私はたまたまあのタイミングで狙われてしまっただけ。私自身や、私の行動が間違っていたせいでこういうことが起きたわけじゃなかったんです」

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Translated by Akiko Kato

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