カート・コバーンのギター、約6億4000万円の史上最高額で落札される

MTVアンプラグドで演奏するニルヴァーナのカート・コバーン(Photo by Getty Images)

現地時間20日、カート・コバーンが生前使用していた1959年製Martin D-18Eが、ギターとしては史上最高額となる金額で落札された。同ギターは1993年の「MTVアンプラグド」で使用されたもの。それまでのギター落札最高額は、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアが所有していたブラック・ストラトキャスターの395万ドル(約4億2000万円)。

ロサンゼルスのギターショップ、Voltage Guitarsで当時5000ドルで購入したというギターは、左利きのカートのために改造されたもの。オークションにはギターとともにオリジナルのハードケースも付属。ポイズン・アイデアの1990年のアルバム『Feel the Darkness』のフライヤーが貼ってあり、ケースの中にはMartinのギター弦、ピック3個、銀色の小さなスプーン、フォーク、ナイフが入ったスウェードの袋が入っているという。

【画像】愛したアイテムの数々で綴る、カート・コバーンの軌跡(写真16点)

そのほかオークションに出品されたアンプラグド関連のアイテムには、セットリストの紙、ミート・パペッツの「Oh, Me」へのカート・カークウッドの手書きの歌詞シート、デヴィッド・ボウイの「The Man Who Sold the World」とミート・パペッツの「Lake of Fire」のタイプアウトされた歌詞、そしてアンプラグドのパフォーマンスの9日前にニルヴァーナのマネージメント会社からカートに送られてきた手紙が含まれていた。

2019年10月、カートがアンプラグドで着用していたグリーンのカーディガンは33万4000ドル(約3600万円)で落札され、オークションで落札されたセーターの中で最も高額なものとなった。

【画像】カート・コバーンのカーディガン、60年に及ぶその歴史を辿る(写真)

今回のオークションではプリンスの「Blue Angel」クラウド2のエレキギターも落札され、オークション前の予想を上回る56.3万ドル(約6000万円)で落札された。

Translated by Rolling Stone Japan

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