スティーブ・マーティンの白スーツと映画アイテムがオークションへ

アイコニックな白スーツを纏ったスティーブ・マーティン(Photo by Richard McCaffrey/Michael Ochs Archives/Getty Images)

スティーブ・マーティンのアイコニックな白スーツと映画『天国から落ちた男』(1980)のアイテムなどがマーティンの私物をフィーチャーしたオークションが開催される。Property From the Collection of Steve Martin(スティーブ・マーティンの私物コレクション)と銘打ったオークションの収益は、すべてエンターテイメント業界関連のチャリティ団体に寄付される予定だ。

コメディ俳優スティーブ・マーティンの私物コレクションを対象とした今回のオークションでは、マーティンのアイコニックな白の3ピーススーツと、『天国から落ちた男』(1980)や『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』(1988)といった映画のアイテムが目玉を飾る。

米オークションハウス、ジュリアンズ・オークションが現地時間7月17日と18日にかけて開催するイベントでは、マーティン自らが選別した数百点ものアイテムが競売に掛けられる。そのなかには、マーティンが出演した映画の小道具、スケッチ、記憶に残る衣装、サイン入りの台本、楽器などが含まれるもよう。

Property From the Collection of Steve Martin(スティーブ・マーティンの私物コレクション)と銘打ったオークションには、1970年代末にマーティンがスタンダップコメディで頻繁に着用していた白い3ピーススーツも出品される。スーツ一式の落札予想額は、1万ドル(約107万円)だ。

さらには、1992年と1993年にマーティンがピープルズ・チョイス・アワードのコメディ映画部門を受賞したときのアワード、コメディ映画『女神が家にやってきた』(2003)の共演者のクイーン・ラティファから贈られたギブソン社のMastertoneバンジョー、スタンダップコメディのルーティンとして「プレイ」していたギブソン社のエレキギターで1976年製のソリッドボディのフライングVも出品される。

マーティンの友人でいまは亡き俳優のロディ・マクドウォールを偲び、オークションの収益はすべて慈善団体であるモーションピクチャー&テレビジョン基金(MPTF)に寄付される。MPTFとは、一時的な資金援助、ケース・マネジメント(個別処遇計画)、住宅などの保健・社会サービスという安全網を通じてエンターテイメント業界で働く人々と引退した人々を支える団体だ。

「ジュリアンズ・オークションは、スティーブ・マーティンの芸術性を称えるイベントを開催できることにとてもワクワクしています。マーティンは世界でもっとも愛され、称賛された私たちの世代のエンターテイナーであり、無限のクリエイティビティを発揮した唯一無二のユニークなスーパースターです」と同社のマーティン・ノーランCEOはコメントを発表した。

Translated by Shoko Natori

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