ーわかりました(笑)。今後も書きたいことを書いていってほしいと思います。Twitterを始めてから、若い人たちにも知られるようになったと思うのですが、どう感じていらっしゃいますか。
長州:うぅん、まあでも、ありがたいという言葉を使うつもりはないですけどね。まあ、自分でもどっちがどっちっていうのは、うぅん。リングの上と今とギャップがあるからかなって。今の世間なんて、誰かに作られたマッチメイクの…… 今、なおさらコロナなんかが出てきて、マッチメイクでみんな我々含めて動いてるんじゃないかって。やっぱり、20年も30年もマッチメイクをやってくると、本当にクソうるさい生意気なやつらを動かすわけだから(笑)。それと同じでしょ。昔、会長(アントニオ猪木)が言ったことあるんですよ。「国会の中はみんなマッチメイクだ」って。
ー誰かが裏で仕組んでいるということですか?
長州:うん。そうじゃないと、ちょっとおかしいなって。あの言葉は忘れられないですよ。国家っていうのはそういうもんじゃないですかね。だけど、そういうことに触って書くと(スタッフを指差しながら)電話がかかってくるんですよ。「あれはちょっと削除します」って。俺が何悪いことを書いたんだって。
ーこのインタビューでちゃんと残しておこうと思います!
長州:ははははは。きっと後で言われますよ(笑)。
ー現役時代を知らない若い人からは、正直「面白いおじさん」みたいに見られてますよね。強くて怖い長州力を見てきた僕らとしてはちょっとそこに複雑な思いがあるので、今回の取材では違った切り口でお話を伺いたかったんです。
長州:まあ、どう見られても良いですよ。やっぱりリングの中と、今の自分がやってることにギャップがあるから面白く見えるし。「でも、みんな同じなんですよ」っていう。そういうことを伝えるために書いているわけでもないし。