長州力、音楽遍歴と人生のあり方を語る「自分をマッチメイクして生きていった方がいい」

ー以前、YouTubeチャンネル「RIKI CHANNEL」で武藤敬司さんとのオンライン飲みをしながらの対談で、「我々は夢を売る職業」とおっしゃっていたのがすごく印象的でした。まさに僕たちも長州さんのプロレスに夢を見させてもらった世代です。今はYouTubeやTwitterで違う形で楽しませてもらっていますが、長州さんご自身はどんなエンターテイメントに触れてきたのか、音楽の話を中心に聴かせてください。よろしくおねがいします。

長州:はい、わかりました。「長州さん」って言わなくていいですよ。リキさんでいいです。長州さんって言われるのもね…… もうリングを降りてるので。

ーわかりました、ではリキさんと呼ばせていただきます。リキさんは普段、生活の中で音楽は聴いていらっしゃいますか?

長州:決して嫌いではないですよ。歌詞を覚えて歌ったりするということはあんまりしないけど。まあ、お酒を飲んだら歌ったりするぐらいで、あんまり詳しくはないですよ。今の時代だったらなおさら、誰がどういう歌を歌っているかっていうのはわからない。テレビを見ながら聴いていたりするぐらいで。「ああ、この人は上手いなあ~」というのは、演歌の人ですね。吉幾三さんとか、亡くなった藤圭子さんとか。そういう歌手の方は、YouTubeなんかで見ますね。やっぱり歌唱力があるなあって。



ーそういう歌を、お酒を飲んだときに口ずさんだりするわけですか。

長州:そうですね、うん。

ー昔から、お酒を飲んだら歌ってたんですか?

長州:昔からって、学生時代はもう軍歌ですよ。本当に、体育寮にいたときは全部軍歌で。「加藤隼戦闘隊!」って、10人ぐらいがみんな立って両手を広げて「バ~ッ」って(笑)。

ーすごいですね(笑)。なるほど、じゃあポップスは全然縁がない世界というか。

長州:まあポップスって言ったって、その意味があんまりよくわからないですよね。リズム&ブルースとか言われても、わからない。言葉は耳に入ってくるけど、うん。でも1974年、75年ぐらいから海外に出てから、その国の音楽を聴いたりしました。歌っている内容はわからないんだけど、リズム的に良い曲だなあっていうのは感じましたね。今でもたまに、そういう昔の時代のロックっていうんですか? そういうのが流れてくると、「ああ、懐かしいな」って思いますけどね。「あのとき、こういうことをしてたな」とか、曲を聴きながら思い出して。「この曲、あそこで聴いたよなあ」とか、そういうことはありますね。

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