ミランダ・ジュライ監督の最新作となる奇妙なコメディ映画『Kajillionaire』の予告編が先ごろ公開された。今年初めにサンダンス映画祭でプレミア上映されて絶賛された本作は、9月18日に劇場公開される予定（日本は未定）。『Kajillionaire』の主演はエヴァン・レイチェル・ウッドで、両親のTheresa（デブラ・ウィンガー）とRobert （リチャード・ジェンキンス）から詐欺師になるべく育てられた26歳のはみだし者、Old Dolio役を務める。押入り強盗を企てた3人は、見知らぬもう一人（ジーナ・ロドリゲス）を仲間に加えるが、彼女はOld Dolioの心を開き、「優しさと思いやり」という新しい世界の可能性に気づかせていく。
ジュライが『Kajillionaire』について最初にアナウンスしたのは2018年、ブラッド・ピットの製作会社プランBエンターテインメントとアンナプルナ・ピクチャーズとの製作にサインしたときのこと。本作は彼女にとって、2011年の『ザ・フューチャー』以来の長編映画となる。Indiewireの批評家David Ehrlichは、この映画の肯定的なレビューで「エヴァン・レイチェル・ウッドの驚異的な演技で、彼女が文字通り自分の自由意志を発見していく様子を描いた『Kajillionaire』は、『万引き家族』や『パラサイト』との違いを見事に表現している」と記している。
『Kajillionaire』は当初、6月19日に公開予定だったがCOVID-19パンデミックの影響で延期されていた。
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Rolling Stone US. 
