80年代にポップ化した、プログレ出身アーティストの名曲10選

ピーター・ガブリエル「イン・ユア・アイズ」

ピーター・ガブリエルがソロ活動に専念するために1975年に脱退した頃、ジェネシスは相変わらずカルト・ファンに支持されるアート・ロックのバンドだった。そんなガブリエルも、アルバム『So』でジェネシスの影から這い出るまでに11年の歳月を要した。同アルバムから多くのヒット・シングルが出ているが、中でも卓越したこの曲は時代を経ても褪せることがない。




フィル・コリンズ「夜の囁き」(原題:In The Air Tonight)

ガブリエルの脱退に伴い、ドラマーのフィル・コリンズがジェネシスのリード・ヴォーカルを担当するようになった。1980年はジェネシスが活動休止中で、辛い離婚後のネガティヴな感情を吐き出そうと、コリンズがその場の思いつきでドラム・マシンを使って作った曲がこれだ。コリンズによるとジェネシスがこの曲を拒否したということだが、バンドはこの曲を一度も聞いたことがないと主張している。いずれにせよ、この曲でソロ・アーティストとしてのコリンズのキャリアがスタートし、世界中に1億人のエアドラマーを生み出すこととなった。




マイク・アンド・ザ・メカニックス「Silent Running」

他のメンバーに負けじと、ジェネシスのギタリスト、マイク・ラザーフォードもソロ活動を楽しむべく、1985年にシンガーのポール・キャラックとポール・ヤングをリクルートしてマイク・アンド・ザ・メカニックスを結成した。彼らのデビュー曲が今でもベストとされている。


Translated by Miki Nakayama

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