LOW IQ 01の青春時代「時代が変わりだした1987年」

ードラマだとどうでしょう。イチさんが語れそうなやつばかりですね(笑)。

来ました。映画の話でも言ったけど、シリーズ物の第1作ってやっぱり強いじゃないですか。実際ここもそうで、『男女7人秋物語』もやっぱり『男女7人夏物語』の方が良かったんだよね。ちょっと秋だと寂しくなるんだよね、メンツも変わっちゃうし。

ーちょっとジトっとした雰囲気になりますよね。

そうそう。奥田瑛二もいなくなって、内容もちょっとドロっとするんだよね、岩崎宏美とか手塚理美も出てきてね。秋の方がちょっと深いんだよね。覚えているのが、柳葉敏郎の演じてる健ちゃんってやつがいて、劇中でマイケル・ジャクソンの取材するって言ってたのに帰ってきてた桃子(大竹しのぶ)がそいつと付き合ってるんだよね。俺よく健ちゃんのモノマネしてたもん、「俺は桃子を行かせない」って(笑)。柳葉敏郎の真似してた。

ー『ママはアイドル!』はどうでしょう。

俺の中で『ママはアイドル!』の中山美穂は全盛期じゃないかと思うのよ。それこそ後藤久美子も、三田村邦彦の娘役で出てた。永瀬正敏、後藤久美子、あとその下の弟もいてその子のモノマネしてた。「ママー!」って(笑)。後藤久美子の役名が晶って言うんだけど、その下の子の真似してよく呼んでた。このドラマは挿入歌もすごく良かったよね。コンサートとかの歌唱シーンで流れたりするやつ。

ー『パパはニュースキャスター』もありますね。

これ最高でしょ(笑)。本田美奈子の「Oneway Generation」だよね。これね、子役が大塚ちか子、鈴木美奈子、西尾麻里。田村正和が鏡竜太郎って役名なんだけど、よくSCAFULL KINGの田上に鏡竜太郎ですってモノマネするのよ。田上の前で真似すると、「懐かしい、子供の頃よく言われましたよ」って(笑)。この時も浅野温子がすごい良いのよね。



ー浅野温子さんは以前、『あぶない刑事』で最強説もありましたよね。

そうそう。そうなんだけど、ちょっとこの時はいい役なんだよね。TV局での相方のニュースキャスターなんだよね。田村正和がドラマでは女たらしで色々なところに子供作ってて、娘皆のロケットの首飾りに田村正和の写真が入ってるっていう(笑)。田村さんの作品で言うと、ドラマ『うちの子にかぎって...』も面白いんだけど、これも面白いんだよ。鏡竜太郎が娘に冷たいんだもん(笑)。本当にそういうイメージがあるね。

Rolling Stone Japan 編集部

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