「自分らしくできるところを伸ばしていかないといけない」ー幼少期の頃にエレクトーンを習い、中学生でサックスを始めて一時はサックスのインストラクターになりたいという目標を持つくらい熱中し、その次は自分の「喉」という楽器で何かしたいという好奇心から歌のスクールに通い始めたりしたそうですけど、ヴォーカルならではの難しさはどういうところに感じましたか?安斉:楽器ってこのパーツを変えればこういう風に音が変わるとか――例えば、楽器そのものを変えてしまえば音も変わるじゃないですか。サックスだったらマウスピースを変えれば音も変わるし、チューニングで表情も変えられる。だけど喉って自分の持ってる声でもあるわけだし、音程も自分で合わせにいかないといけないし、それに喉の構造も知らないといけない。自分の持ってるものをいかに良くするしかないから、楽器よりも難しいですね(笑)。
ーコンディションにも左右されますよね。安斉さんは自分の「喉」について客観的にどう見てますか? 自分のヴォーカルの特徴に関して何か自覚してることはあります?安斉:客観的に見れる部分と見れない部分がもちろんありますけど、J-POPを歌うときって「僕らは強くなれる。」だったらサビの部分だったりとか、音域に合わせて声を張るところが好きなんだと思います。J-POPと普段歌うR&Bっぽい曲では、声の出し方とか歌い方とかは変わってくるんです。
ー自分の中にある現時点でのヴォーカル面の課題ってありますか。安斉:はい。低い音域をキレイに出したいとか、もっと高い音域を出せるようになりたいとか、いろいろあるんですけど、それよりも自分らしくできるところを伸ばしていかないといけない気がする。自分の得意な音域をもっと強化していきたいです。
ー安斉さんの音楽活動のモチベーションって今は何が一番大きいですか? 安斉:「音楽をやりたい」というのは昔から思っていたことなので、それしかないですね。今は音楽ができる環境にいるっていうだけで有難いなって。
ー有名になりたいとかは?安斉:そういうのはないです。
ードラマやバラエティにもたくさん出てますけど、そういうところで見かける安斉さんと素顔の安斉さんは必ずしも同じではないということですね。安斉:そうかもしれません(笑)。でも、いろんな形で私の音楽を知っていただくのはうれしいことですし、これから私がいろんなジャンルの音楽に挑戦することになったとき、少しでも多くの人に知ってもらいたいので、そういう意味で今は自分でもギャップを楽しんでます。
ー実際、以前の曲では「パラレル・リリース」と題して既発曲をクラブミュージック寄りにアレンジし直して発表したりしてましたよね。メジャーとかアンダーグラントとか関係なく世界観を表現できるアーティストだと思いますし、幅広いフィールドで活躍できるのは強みですね。安斉:チャンスになりますしね! 「安斉かれんといえばこの感じ!」ってなるのがちょっとイヤなんです。柔軟にいろんな音楽をやっていきたいです。それが自分の好きなことだから。
Photo by Kentaro Kambe
・安斉かれんがセレクトした好きな曲のプレイリスト
<INFORMATION>
NEW SINGLE「僕らは強くなれる。」
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https://avex.lnk.to/KalenAnzai_bokutsuyo僕らは強くなれる。ドキュメンタリー② 『レコーディング篇』
https://www.youtube.com/watch?v=eXyJCBBpIeY&t=4s僕らは強くなれる。ドキュメンタリー③『ダンス篇』
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