ーコロナ禍中は、どのような感じで過ごされていたんでしょう。
4月はひたすらぼーっとしていたんですよ。ツアーも中止になってしまって。映画も観ないし、音楽も聴かないし、作らなかった。インプットもアウトプットも一切しなかったんです。思い返してみると、デビューしてからずっと走っていたんですね。下手したらデビューする前から無になる時間がなかったので、自分の中で整理したりデトックスすることがすごく大事な時間になりました。
ーこの期間、ちゃんみなさんが刺激を受けたアーティストはいない?
申し訳ないことに一切ないんですよね。私もそうだし世界的にそうだと思うんですけど、ちょっと音楽から離れていたと思うんです。刺激的なものを観たくない人が多かったと思う。それで我々アーティストが焦る必要もないし、それに合わせて休むべきだと私は思っていて。どうせまた刺激的なものを欲しがるから、そうなった時自分たちもそういうものを出したい気持ちになると思うんです。だから無理してそっち側に寄る必要もないし、自分のターンが来るまで待っていればいいと思っていました。