英国パンクのアイコン「ドクターマーチン」ブーツ誕生60年

「ドクターマーチン」のブーツ誕生し、今年で60年が経つ(Courtesy of Dr.martens)

英国パンクスたちの象徴であるドクターマーチンのワークブーツ。アイコンでもある「1460」8 ホールブーツが誕生し、今年で60年を迎える。

今から60年前、1960年にドクターマーチンのアイコン「1460」8ホールブーツが誕生した。英国パンクの歴史とも言える、このアイテムは、半世紀以上に渡り世界中から愛されてきた。

60年代後半に英国の若いギャング達は頭を剃り、労働者階級の象徴であったブーツをユニフォームのように履いていた。The Who のピート・タウンゼントがギグでドクターマーチン履き始めたのも同じ頃だ。「ワークシューズ」という枠を超え、サブカルチャーや音楽シーンにおいて、一目でわかるドクターマーチンのブーツは、パンクスたちのアイデンティティそのものへと変貌を遂げた。

ドクターマーチンのオリジナルブーツである「1460」8ホールブーツは、ドイツの最先端のエンジニアリングと英国の伝統的な靴製造の技術によって誕生した。快適な履き心地、耐久性、履き込むほどに増す味わいは60年の時を経ても変わることなく同じプロセスをもって同様の素材を使い、一部のコレクションはブランド創業から残るノーサンプトンの工場で今もなお作られ続けている。



2018年には、ジョイ・ディヴィジョン&ニュー・オーダーをフィーチャーしたコレクションを発表し、昨年は、70年代ロンドンパンクの象徴であるセックス・ピストルズのコレクションへと続いた。時代を超え、パンク精神を継承し続けるアイテムに今後も注目だ。


ドクターマーチンオフィシャルサイト
https://jp.drmartens.com/


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