1970年代、音楽の舞台で再び活躍したエルヴィス・プレスリーを辿る

エルヴィス・プレスリー 1972年撮影(Photo by Michael Ochs Archives/Getty Images)

音楽の礎となったアーティストに毎月1組ずつスポットを当て、本人や当時の関係者から深く掘り下げた話を引き出していく。2020年8月の特集は番外編。最終週となる今回は、1970年代に音楽の活躍の中心に戻してきたエルヴィス・プレスリーの楽曲を語っていく。



こんばんは。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」案内人、田家秀樹です。今お聴き頂いているのは、エルヴィス・プレスリーの「Danny Boy」。1976年のアルバム『メンフィスより愛をこめて』に収録されておりました。19世紀からアイルランドに伝わっている民謡ですね。別れの歌です。1976年、これなエルヴィスが亡くなる前の年です。私生活も含めて様々な葛藤を含めてたどり着いた、そんな境地を感じさせる純化された歌というのはこういう歌をいうんだと思います。晩年の名演ではないでしょうか。今日の前テーマはこの曲です。

今月2020年8月の特集は、番組開始以来初の洋楽。番外編"全てはエルヴィスから始まった"。エルヴィス・プレスリーは、日本時間1977年8月17日に42歳で他界しました。今年は45回忌。"全てはエルヴィスから始まった"、これは世界のロックの歴史が始まったということと私の細やかな音楽体験の両方の始まりということで、こういうタイトルにしました。

Rolling Stone Japan 編集部

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