キース・リチャーズが現在の心境を語る「生涯現役は当たり前、ステージが俺たちの居場所」

制作中のストーンズ新曲について

ー自宅での隔離生活はいかがですか?

キース:多少なりとも出歩けるスペースがある分、自分は恵まれてると思ってるよ。「Living in a Ghost Town」を仕上げられたのも良かったね。今は(パンデミック前に録った)音源を、いつもとは違う方法で発表できないかって考えたりしてるところさ。

「Living in a Ghost Town」は当時のムードに見事にフィットしていました。

キース:そうだな、タイミングは完璧だった。曲自体は少し前からあったんだけど、いつ出すかってことまでは決めてなかった。でも3月にミックと電話で話した時に、俺から提案したんだ。あの曲を出すなら今だぜってね。

ーYouTubeであなたのリフの弾き方について解説している男性がいるのですが、「Living in a Ghost Town」を取り上げた動画で、彼は同曲のコード構成、特にブリッジの部分がこれまでのパターンとは大きく異なっていると語っています。バンドが今も進化を続けているのは素晴らしいことだと思います。

キース:あの曲を弾くのは楽しいよな。人気のない街をドライブしてた時に、ふと思いついたんだよ。あの曲を出すなら、街が本物のゴーストタウン化してる今しかないってね。

ー現在取り組んでいるという他の新曲群はどういったサウンドなのでしょうか?

キース:さぁね、音楽を言葉で説明するのは難しいからな。ペースは遅いけど、5〜7曲はできるんじゃないかな。今の状況が続くようなら、いつもとは違う形で発表するべきかもって考えたりしてるよ。

Translated by Masaaki Yoshida

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