オジー・オズボーンの生涯現役宣言「ロックバンドを引退できるわけないだろう?」

ブラック・サバス再始動の可能性

―最近聞いている音楽は何ですか?

オジー:(『オーディナリー・マン』のプロデューサー)アンドリュー(・ワット)と一緒に新曲を作っているけど、彼が新型コロナに感染しちまってな。とても悪化してしまって今でも治療中だ。ほんと、新型コロナって忌々しいのだが、治療している連中はこの病気をよく分かっていないし、ウイルス自体が変化していると思う。一度、このウイルスは年寄りに危険だと言われた。それなのに今は子供に危険だって。いやはや、奇妙な話だよ。

でも(アンドリューは)流行り始めの頃に感染した。そして、今でもあのウイルスのせいで体調を崩している。体調が安定しないんだよ。あのウイルスは肺をめちゃくちゃにするから。

―曲作りはどれくらい進んでいますか?

オジー:今頃は曲作りをしている予定だったけど、先日アンドリューからメールが届いて「もう少し時間が必要だ」と言ってきた。俺は「ああ、大丈夫になったら連絡してくれ」と返事しておいたよ。

―曲のアイデアはたくさんありますか?

オジー:いや、たくさんはない。2〜3つくらいだ。アンドリューと一緒に作業していると、その最中にいろいろ湧いてくるんだよ。彼はいいヤツだし、いいプロデューサーだ。俺の(最新作『オーディナリー・マン』の)お気に入りの一つが、最後の方で作った「トゥデイ・イズ・ジ・エンド」だ。何故かわからないけど、この曲が頭の中にこびりついているんだよ。



―早くステージで披露したい気持ちがお強いでしょうが……。

オジー:ほんと、それ。少し前に(ブラック・サバスのギタリストの)トニー・アイオミとも話したんだが、トニーが「屋内ギグはもう過去のものになるかもしれない状況だ」と言っていた。

―トニーはもう一度ブラック・サバスでライブをしたいと言ったことがありましたが。

オジー:俺は違うな。もう卒業したから。唯一後悔していることは、(ドラマーの)ビル・ワードとやったバーミンガムでのサヨナラ公演。あれはかなり悔やんだ。やり方によっては良いライブになったのによ。あの状況になった原因が何かは知らないけど、(サバスとしてのライブには)全く興味がない。きっと今トニーは暇を持て余しているんじゃないか。

Translated by Miki Nakayama

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