パノラマパナマタウン 、盟友らを迎えて1カ月で作り上げた2曲

岩渕:確かに。簡単な曲の方がライブでバイブス出してますからね。

小山:しかも、簡単な曲って音に自信がないとできないんだよね。バンド始めたばかりの頃って、ここでこれやろうとか考えちゃうけど、音作りに自信つくと、これ何もしなくてもかっこいいんじゃない? って思ってシンプルになって組んだと思う。

浪越:めちゃくちゃ初期のバリバリ自信ある時か、ちゃんと音作れるようになってきた時のどちらかよな。

岩渕:なるほど。では次の曲も行きましょう、「Dogs」。浪越も楽しんで弾いてるんだろうなあって感じするな。

浪越:サビとか何も考えずに弾けるからな。「Dogs」は最初もっと野生っぽい犬にしようと思ったんだけど、鉄っぽい犬になったな。鋼鉄っぽいギター好きなんよ。「ロールプレイング」とかそういう感じの。

岩渕:インダストリアルな感じね。浪越の引き出しの一つにこのパターンあるよな。小山さんはどうですか?

小山:浪越君すげえなって思ったよ。さっきも言ったけど、ずっと同じリフで攻めるべきか、展開していくべきかっていうのはリードギタリストの悩みどころで。ずっと同じフレーズを弾いててもつまらないし、色々やり過ぎてもチャラい感じになっちゃうし。そのバランスをちゃんと見てるんだろうなっていう風に聴いてても思った。ベースとドラムはたぶんこのままで良いんだよね。それを飽きないようにするためにリードギターがいろいろやってくれてるから、ずっと楽しんで聴けるというか。

岩渕:小山さんだったら、どういうギターのアレンジ入れますか?

小山:俺(笑)? 長いなって思われながら同じフレーズ繰り返しちゃうかもしれないなあ。でもこれは良いバランスだと思った。

岩渕:コメントありがとうございました。本当に対バンやりましょうね。今回2曲とも完全に進化したんじゃないですかね。かなり色が明確になってきたんじゃないでしょうか。来週はボーカル入れver.完成編です。また来週お会いしましょう。

Rolling Stone Japan 編集部

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