ーその性格の変化っていうのは自然に起こったものなんですか? それともこのアルバムを作ろうって思ったから変化した?
自分の中でちょっと荒れてる時期とそうじゃない時期、プチ炎上したり、ヘイターが増える時期があって。先輩たちはそういうお年頃だからじゃない? とか言ってくれますけど、あんまり自分で理解できてなかったんです。でも、コロナの中で友達と会ってない時期があると、自分を理解できる時間が増えて。そこでちょっと変われたんじゃないかなと思います。僕はいま18歳なんですけど、友達とかもこの年頃はみんなちょっと変わりつつあるんじゃないかなって感じですね。
ー今LEXさんもクリーンって仰ってましたけど、今回のアルバムはすごいナチュラルというか。自然にそこに歌があるっていう感じがすごくあって。トラックの上にボーカルか乗っかってるっていう見え方じゃなくて、ちゃんとその曲として融合しているっていうイメージなんですよね。
そうですね。意図してたものそのまま言ってくれて嬉しいです(笑)。
ー歌詞の書き方もそうだし、やっぱり前作からの明白な変化をすごく感じるんです。どうやって普段は曲を作るんですか?
僕はメロディーを作ってから、そこに自分が入れたい言葉を入れていくって感じです。ずっとこの作り方でやってるから、説明してって言われるとどうやってんのかもわからないですけど(笑)。声を主として作り上げていくスタイルとか様々あると思うんですけども、僕は一体感っていうのが自分のスタイルだと思います。
ートラックより先にボーカルのメロディーラインがあるんですか?
トラックを直して、それに何パターンかメロディーをはめてみて、その中でいいなって思ったものを前に出しています。サビのメロディーを何パターンも作って、どれがサビに一番いいか考えて、他のメロディーはバースに持ってきてます。
ーメロディーの引き出しがすごく多そうですね。メロディーを考えるのは得意な方なんですか?
全然深く考えてやってなくて、フリースタイルみたいな感じなんですよね。ずっと考えこむというより、メロディーをバーっと何個か出して見てる感じです。作り方は結構軽いかもしれないですね。リリックも、このトラックでこのメロディーなら、こういう風に言ったらいいよなって考えます。