ーまさにブルースマンですね。今作はゲストも多いじゃないですか。参加したアーティストは曲ができてから1人ずつ頼んだんですか?
1曲目の「Sexy!」の土台ができて。そこからこういう曲にしようっていうタイトルを決めてから、曲たちを作っていって。そこで乗ってもらいたい人に連絡させてもらってました。そういう風に全体を眺めて、ここから何か埋めるのかとか思ったりするの好きですね。
ー1人で自宅で楽曲制作するのが好きだと仰っていましたが、今回色々な客演を呼んだのは理由があったんですか?
1人で歌うのも楽しいなと思うんですけど、今回は『LIFE』っていうタイトルで作ってたから、1人では完成しきれないなと思って、客演を呼ばせてもらいました。こういう時代だから、繋がりが必要だっていう意味合いでもそうですね。
ー基本的にオンラインでやりとりして作ったんですか?
基本的にそうですけど、Fuji Taito君とかHEZRON、Only U君とかはうちのスタジオで録ったりしました。HEZRONは地元が一緒で普段も遊んでるし、Fuji Taito君とHEZRONで夜中に集まってレコーディングして朝に爆睡して、なんか食って帰るみたいな感じでした。
―色々な人に客演してもらって、また彩りがすごく豊かになって作品全体に深みが出ると思いました。今作はトラックも色々なスタイルがありますよね。
トラックは既存のものを買ったんですよね。トラックを結構垂れ流しにして、これいいなって思った曲を使ってるし、トラックはちゃんと意図して決めた。最近はBeatStarsっていうアプリもあって、トラックを購入するっていうのも普及してるんです。そこで扱っているトラックの幅も広くて、デュア・リパのタイプビートだったりもあるんですよ。
ーご自身ではトラックを作られないんですか?
今作だと「I HOPE I NEVER KNOW」は、初めて自分で作ったトラックを使ったかな。だいたい人にあげちゃうんですけど。最近はYouTubeとかでもMPCの打ち方の解説動画とかあったりするので。金もなかったしiPadで作ってました。自分で作ることはあんまりないんですけど、自分で作るトラックはブーム・バップが結構多いですね。