「これこそが本物の革命」民主主義のために戦った実話、Netflix映画『シカゴ7裁判』予告編が解禁

Netflix映画『シカゴ7裁判』10月16日(金)より独占配信開始

実在の裁判を描いたNetflix映画『シカゴ7裁判』の3分弱の予告編が公開された。ロン・ソーキン監督がオールスターキャストで贈る同作は、10月16日からNetflixで配信される。

「平和的に実施されるはずだった1968年の民主党全国大会の抗議デモは、警察と州兵とのあいだの暴力的な衝突へと発展しました」とNetflixは同作についてこのように述べた。「アビー・ホフマン、ジェリー・ルービン、トム・ヘイデン、ボビー・シールなど、抗議デモの首謀者とされた“シカゴ・セブン”の男たちは、暴動を煽ったという罪で起訴され、史上もっとも悪名高い裁判が幕を開けました」。

【予告編動画】Netflix映画『シカゴ裁判

ソーキン監督が脚本も務めた同作では、ヘイデン役をエディ・レッドメイン、ホフマン役をサシャ・バロン・コーエン、ブラックパンサー党の共同創設者のシール役をヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ルービン役を米HBOドラマ『サクセッション』のジェレミー・ストロングが演じる。その一方、フランク・ランジェラは“シカゴ・セブン”に対して断固たる姿勢を見せた地方裁判所判事のジュリアス・ホフマンを演じる。

マイケル・キートン、マーク・ライランス、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ウィリアム・ハートなども出演する『シカゴ7裁判』は、10月16日からNetflixで配信される。

当時、被告側の証人として法廷に立ったシンガーソングライターのアーロ・ガスリーは、先日この裁判について本誌に次のように語った。「下から上に向かって(反戦の)うねりが起きているようだった。それは、ビジネスマンや政治家には都合の悪いことだった。彼らは、責任者を探し出そうとした。こうした抗議デモの首謀者はいったい誰だ? というように。そこで彼らは、デモ参加者を糾弾するための首謀者をでっち上げたんだ」。

「私は、(被告人たちに)共感していることを示すため、法廷に立った。たしかに、彼らのやり方には賛成しかねたが」とガスリーは続ける。「裁判は、彼らが悪者だということを証明しようとしていた。それは、私にとってまったくのナンセンスだった」。

Translated by Shoko Natori

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