SKY-HIとSTAMPが語る、日本とタイの音楽カルチャーシーン

ー2019年5月にリリースした「ทั้งจำทั้งปรับ feat. YOUNGOHM, KARN The Parkinson」の日本語版セルフ・カバー「ジェイルハウス feat.SKY-HI」が日本でリリースされます。これはオンラインで作業を進めていったんですか?

SKY-HI:いや、実はこれ去年録ったんです。確か「Don’t Worry Baby Be Happy」(2020年1月31日リリース)と同じ日に録っていますね。

ーコロナ禍以降の制作ではないんですね。

SKY-HI:そうなんです。

ーでは、STAMPさんのSKY-HIさんに対する印象から聞かせていただけますか。

STAMP:日本で大人気のアーティストだっていうことは知っていたんですけど、実際に会ってみるとすごく気さくな方でした。去年の12月に、2daysで行われたSKY-HIさんのライブにゲストで出させていただいた時、1日は生バンドと一緒にやって、もう1日はDJセットでやっていて、ライブでのクリエイティブな面でも感心しました。SKY-HIさんはいろんなスタイルを出せるのが凄いですね。今回の楽曲では、凄くクリエイティブな仕事ができたなと思っています。

ーSKY-HIさんから見たSTAMPさんの印象は?

SKY-HI:僕はまさにこの曲がSTAMPさんを認識した曲でした。この曲を聴いた時に“やられた感”というか、こんな曲出したかったなあって思っていたので、この曲でコラボできるのが凄く嬉しかったです。今回のリリースにあたり、作り直されたことですごくブラッシュアップされて、より自分にフィットする形になっていたし、彼の日本語の発音が素晴らしいっていう驚愕もあって(笑)。楽しい、嬉しい、ありがとう! という感じでしたね。



ーやられたっていうのは、この曲のどんな部分に感じていましたか?

SKY-HI:やっぱり隙間の活かし方ですね。グルーブを作っているのは声というか、ボーカルプロダクトに強いパワーがないとできない曲だと思います。音数の少ない曲って世界的にもどんどん増えているけど、ただ音数が少ないだけじゃなく隙間も大胆に空けるし、上の旋律が独特でメロディがグルーブを作っている。凄く声を入れたくなるトラックだったんですよね。そこに力のあるSTAMPの歌が乗っていたので、カッコいいー! って思いました。

STAMP:ありがとう(笑)!

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